被ばくと甲状腺がん関連「否定」 / こちら特報部 東京新聞
ちょい遅れだが、重要な情報源。
【要約】
6月3日、F1事故時に18歳以下だった福島県民に
県が行う甲状腺がん検査を巡って、
県の専門部会は被ばくとの関係を分析した報告書案を公表した。
東京新聞19年6月9日


■鈴木元国際医療福祉大教授(放射線疫学)部会長
「新聞の方でフライング的な報道があった。どういう議論を経たか、プロセスが
伝わっていない。結論だけが先行する」と切り出した。
■経緯
「甲状腺の被ばく線量が多い集団ほどがんが多く見つかっていれば、
被ばくでがんが増えたと判断できる」
「線量の増加に応じて発見率は増えず」
「現時点において関連は認められない」
■問題
一番の問題はアンスケアの線量推計だ。
・・
■個人線量
個人線量が分からない。
福島県マニュアルは事故時には放射性ヨウ素の程度を計り、被ばくの状況を判断する手順が記されていた。
事故が起きると県の測定は省かれ、国が原発から遠い30キロ圏外で1080人を調べただけ。
100mSv相当の基準を下回ったとされ、
「線量増加前に避難完了」
「避難者は健康上問題ない」と記した文章が作成された。
■数値に不透明さ
分析に用いたデータの不透明さ。
グループ別のガン検査の受診者数やがんの発見者数は公表されず。
ざっくりとした折れ線グラフで
「線量が中程度のグループでがんの発見率は一番高い」
などと図指示しただけ。
■牧野淳一郎神戸大教授(計算科学)
「チェックされると困る事情があるから、
データを公表しないのだろう」
・・
なるほど、
データが荒くて何も分からん。
注1)個人の感想です。
注2)F1は福島第一原発の略称。
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▲ by setonokaze | 2019-06-13 23:12 | 東京新聞