2018年 01月 04日 ( 2 )

 

未来を考える脱原発四電株主会 のご紹介 7「公開質問書(7)」


「未来を考える脱原発四電株主会」は

いわゆる総会屋とは違い、

しごく真面目に四電の将来施策を提案する

まっとうな株主会である。


今日は、

会の活動をご紹介しよう。


・・


昨年の1213

広島高裁は伊方原発3号機の差し止めを認め、

2018930日までの運転を禁じた。

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Photo by C

高裁で全国初めて、

伊方原発裁判史上も初めてのことである。


四電は1ヶ月で35億円の損が出るとコメントした。

差し止め期間は定検期間を除き8ヶ月とすると、

損害額 合計280億円となる。


これ即株主への損害となる。

だから、原発をやめろと株主総会で提案してきた。

今度の株主総会は伊方原発停止中の開催となる。

さぞかし、大変もめる株主総会になるだろう。


まっとうな株主の提案を取り入れないのなら、

四電の明日はない。


・・


20171120

公開質問書(7)を出した。


質問1 原発の火山灰濃度100倍問題について

原子力規制委員会は2017年7月19日の会合で、原発の火山灰の影響評価について、評価に用いる火山灰濃度を従来の100倍規模に引き上げる基本方針を承認しました。現在、審査に合格している5原発8基で周辺の火山が大規模噴火して原発の外部電源が失われた場合、非常用ディーゼル発電機が使用不能になる可能性があり、最悪のケースでは原子炉が冷却出来なくなる恐れがあります。5原発(川内、玄海、美浜、大飯、伊方)はいずれも新基準を満たしていません。


さて、質問です。愛媛新聞(2017年9月19日付)によれば、当社は「非常用ディーゼル発電機2台ともの機能維持を求められていることは認識している。規制委の規制基準に関する議論の行方を注視しながら、対策を講じていきたい」とした、と記されていますが、3号機が停止している現在、直ちに対策を講じる考えはないのでしょうか。

「議論の行方を注視しながら」とはどのような意味なのか具体的にお答えください。


質問2 伊方テロ対処施設について

四国新聞(2017年10月5日付)によれば、航空機を衝突させるなどテロを受けた場合に備えた伊方3号機の「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の設置が原子力規制委員会から許可を得た、と記されています。同施設については、当社の『よんでんグループアニュアルレポート』にも新規制基準に設置が要求されている、と記されています。とはいえ、2016年版では「2019年度完成予定」とあり、2017年版では「2020年度完成予定」とあります。


さて、質問です。このような重要な施設の設置予定が何故遅れるのか、その理由、設置場所、設置経費も併せてお答え下さい。


質問3 伊方の退避用エアドームについて

新聞報道(四国新聞2017年10月25日付、朝日新聞香川版2017年10月28日付)によれば、当社は伊方町の避難拠点3か所に、放射性物質防護機能を備えた仮設型の設備「クリーンエアドーム」を来年(2018年)3月から順次、計8基を配備すると記されています。1基当たり30人~90人収容で、1週間滞在可能。総設置費は計2億円。


さて、質問です。玉川宏一原子力本部長は「町や県と相談しながら、避難計画の充実のために何か提供できないかと考えた」と言われています。が、事故時には約5000人が孤立すると懸念される佐田岬半島西側にたかだか8基の設置で、どのような効果があるのでしょうか。「気休め」ではない具体的効果についてお答え下さい。


質問4 基幹電源(ベースロード電源)について

当社は、伊方原子力発電所を「四国における安定的かつ低廉な電力供給を支える基幹電源として、安全・安定運転を継続してまいります」(『よんでんグループアニュアルレポート2017』)と明言しています。しかし、上記1~3の質問にあるように伊方原発稼働には多額の経費が必要です。さらに2号機については佐伯社長自ら「再稼働するには、耐震対策などかなりの工事費がかかる」と述べ、慎重に考慮する姿勢を示しています(四国新聞2017年8月1日付)。1号機の廃炉には40年、費用は407億円を見込んでいると言います(四国新聞2017年6月29日付)。


さて、質問です。このような膨大な経費のかかる原発を当社はなぜ、基幹電源と明言されるのか。当社が考える基幹電源の定義とその根拠を具体的にお答え下さい。


質問5 コーポレートガバナンスについて

当社の「コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方」の5に「株主・投資家との建設的な対話に努めます」とあります。同じく「開かれた経営の実践」に「直接対話による相互理解を重視し、経営層やIR担当部署による国内・海外の投資家の皆さまとの個別面談を積極的に実施しています」とあります(『よんでんグループアニュアルレポート2017』)。当社の「よんでんコーポレートガバナンス基本方針」の第14条にも「当社は、株主・投資家との建設的な対話を促進するための体制や取り組み方針を定め、その方針に基づき、取締役による直接的・積極的な対話をはじめとする諸活動を通じて」云々と記されています。


さて、質問です。上記の「対話」や「個別面談」は何回実施されたのでしょうか。また、「建設的な対話を促進するための体制や取り組み方針」はどのようなものでしょうか。具体的にお答え下さい。明文化されているなら、その文書をご教示下さい。



20171219日(火)までに文章にて本会事務局にご回答下さい。


・・・・・・・・・・・


ごく、

まっとうな株主が会を作り、

ささやかながら、数が全ての株主会で

まっとうな声を上げている。


しかも、

この会の指摘は的を得ている。

四電が近視眼になり、施策を間違えていると指摘しているのだ。


【考察】


質問1 原発の火山灰濃度100倍問題について

この質問書は広島高裁命令で伊方原発3号機が差し止められる前のもの。

大規模噴火の恐れで「立地不適当」とされた。

株主会の指摘の通りとなった。

非常用ディーゼル発電機は2台常備が要求されている。

ということは、

最低でも2台であるから3台以上装備しないと、条件を満たせない。

規制基準の最低の基準しか四電はしない。

過剰投資だと考えているのだ。

それを運転しながらフイルターを取替えられるので問題ないと。

安全第一にはお題目だけ。

万事がこの調子だ。


質問2 伊方テロ対策施設について

北のロケットは「火星15」だけでない。

「ノドン」ならすっぽり日本を狙う。

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GPS誘導ならかなりの精度で原発を狙える。

原子炉に命中しなくても、燃料プールに直撃を受ければアウト。


政府の被害試算がある。

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図(原発攻撃被害予測政府 朝日新聞)

シナリオ2 格納容器破壊で、最悪急性死亡が最大1万8000人。

シナリオ3 原子炉破壊は最悪のシナリオだが、

被害試算は公表されていない。

Jアラートを派手に鳴らし、

頭を抱える訓練を今後都市部でもやると言うが、

いかに無策なことか。


質問3 伊方の退避用エアドームについて

キャンプするようなお手軽さが、

四電の避難計画に対する考えが透けて見える。

指摘するように「気休め」でしかない。

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住民の避難とは有効な避難計画。

深層防護の第5層のことだ。

米国だと、

深層防護の第5層がない、伊方原発3号機は稼働出来ない。

米国で稼働できない伊方原発3号機をなぜこの国で稼働させるのか?


それは、

この国の「新規制基準」が「世界最低レベルの基準」だからだ。

米国では規制基準にあるのに、

日本では規制基準にない。

自治体に丸投げ。

で、四電は当社のあずかり知らぬ事。

お手伝いで「エアードーム」を設営致します。なのか。


こんな

いいかげんなことで、伊方原発3号機を稼働すれば、

4080年に1F1のような過酷事故が起こると危惧だ。

F1のような事故を四電が起こせば、

四電は消滅。


質問4 基幹電源(ベースロード電源)について

伊方原発は1号機を廃炉と決めた時点で、

ベースロード電源として成り立たない。

3基で廻してはじめて安定的に電気を送れる。


PWRは約1年に1回2〜3ヶ月定検になる。

その間、発電出来ない。

3基で1セットでのローテーションだ。

それが出来ない伊方原発は値打ちがない。

伊方原発はやめるしかない。


まして、2号機を稼働させるとなると、

費用もさることながら、

3号機以上に訴訟リスクと破滅リスクがついて廻る。

2号機を稼働させるメリットはない。


質問5 コーポレートガバナンスについて

四電は株式会社なのだから、

株主を大切にしなければ、成り立たない。


株主の利益を最大にするのが経営陣の責務だ。

お題目だけ唱えるのならまやかしだ。

株主に対する背任行為となる。




これらのことを

充分認識してのこの「公開質問書」。


回答期限は

20171219日(火)

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未来を考える脱原発四電株主会のHP



注) 個人の感想です。

当ブログ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

6 未来を考える脱原発四電株主会 のご紹介 6 「公開質問状」

http://lituum.exblog.jp/26421839/

5 未来を考える脱原発四電株主会 のご紹介 5 「公開質問状

http://lituum.exblog.jp/25044271/

4 未来を考える脱原発四電株主会 のご紹介 4

http://lituum.exblog.jp/23538151/

3 未来を考える脱原発四電株主会 のご紹介 3

http://lituum.exblog.jp/22849911/

2 未来を考える脱原発四電株主会 のご紹介2

http://lituum.exblog.jp/19721025/

1 未来を考える脱原発四電株主会 のご紹介1

http://lituum.exblog.jp/19721025/

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  by setonokaze | 2018-01-04 21:09 | 四電

電力ピーク使用15%減 節電で原発26基分出力相当 福島事故後 高まる意識 進まぬ帰還 / 東京新聞

 

今日、ご紹介するのは東京新聞の記事。

ツイ友が購読しているのを、四電本社前に届けて戴ける。

ちょい遅れだが、重要な情報源


【 要約 】


■ 節電で原発26基分出力相当

全国で今夏、ピーク時の電力使用量が2010年夏に比べ約15%減った。

原発26基分に相当。

東電や中部電では「原発ゼロ」で今夏を乗り切った。


■ 進まぬ帰還

福島県双葉郡は2019年の県議選で、選挙区が消滅する危機に陥っている。

人口が9割も減少したことが理由だ。



          東京新聞29年12月25日

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・・・


電力不足はピーク時が問題だから、

15パーセント減は、

原発依存を22%(エネルギー基本計画)として、

予備率が13.9%もあれば、原発はいらない。


原発26基分のピークカットが出来た訳だから、

あと28基分のピークカットが出来れば楽勝となる。


太陽光で7.5%。

再エネで7.5%。

さらなる節電を4%もすれば、

予備率を確保したまま、原発は不要。


脱原発は簡単。

原発はいらない。






1)個人の感想です。

2F1は福島第一原発の略称。

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お気に入りましたら、購読のほどよろしくと、勝手に

東京新聞の購読申込をUPしておきます。



当ブログ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

100キロ圏外に避難不可能なら 原発再稼働認めるな」 余命わずか 放射線研究者の「遺言」/ 東京新聞 

http://lituum.exblog.jp/25092914/

・・・・・

-8 被爆死最悪1.8万人 原発攻撃被害 84年に極秘研究 反対運動恐れ公表せず/ 東京新聞

http://lituum.exblog.jp/24350088/

-7 東電の罪を問う 瀬戸の風

 http://lituum.exblog.jp/18898290/

-6 黒い雨 4 http://lituum.exblog.jp/20802878/

-5 東京湾のセシュウム 6 /東京湾 セシウム沖合は低濃度 河口部汚染高止まり 千葉・花見川最大878ベクレル / 東京新聞 

http://lituum.exblog.jp/25115640/

-4 ガレキの広域処理 http://lituum.exblog.jp/i4

-3 2022までに脱原発 ドイツの決断 現地からのレポート

http://lituum.exblog.jp/18025076/

-2 染みだした核のごみ ドイツは失敗したか5 / 東京新聞

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-1東京新聞 http://lituum.exblog.jp/i34/

0 東電社員達だけが飲んだ ヨウ素剤 証拠写真見つけた。

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1.  東電は原発事故直後から作業員ら2000人にヨウ素剤,一方住民は。。  

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2. ラッセル・アインシュタイン宣言  一考察(原発の恐ろしさを思い知る。)

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3.「科学者よ、声をあげよ」訴える故放射線専門家の妻  http://lituum.exblog.jp/18471961/

4.メルトダウンしていた米国初の原発 http://lituum.exblog.jp/19675969/

5. 上関原発,祝島に思う http://lituum.exblog.jp/18923860 

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7. アメリカ合衆国原子力規制委員会元委員長 原発産業は "GoingAway" 



8.   トリチウム 染色体異常を起こす 39年前の記事

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9.  小泉元首相、安倍首相らの「原発ゼロは無責任」に反論 講演内容詳細  

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10. スリーマイル島からフクシマへの伝言 

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11. 福1原発はベントになぜ失敗したか 2  ラプチャーデスク

http://lituum.exblog.jp/19279826/

12.   米国最大の原子力発電会社元会長兼CEO「もうこれ以上、原子力発電を続けても良いことは無い」 フォーブズ



13.  チェルノブイリから福島へ ノーベル文学賞・アレクシェービッチさんのメッセージ全文 / 



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  by setonokaze | 2018-01-04 00:10 | 東京新聞

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