「見えない放射能を描く」誰のものでもない黒い袋 ⑦ / ふくしまの10年 東京新聞
【要約】
F1から南へ約7キロ、富岡町小良ケ浜のかっての水田地帯には、国道6号から黒いフレコンバックの山が約2キロにわたって続く。
「無主物は見えないから 無主物は臭いがしないから」
■無主物
描いたのは2019年4月の情景。
「無主物」は東電が訴訟で、F1から放出された放射性物質は、
所有者のいない「無主物」だと主張したことへの皮肉を込めた。
今年3月に再び訪れた。
あまり減っていないように感じた。
まだ65万平方メートルという膨大な「無主物」がこの地に残されている。
■元原発作業員 男性
子や孫は埼玉県に避難中
「ここはイノシシもサルも出るから気をつけなよ。マスクも手袋も忘れるな」
「俺はふるさとがいいから帰還したが、孫らは連れてこられない。
俺の家は俺の代で終わりだ」
・・・
全くねえ~
当時の東電の「無主物」というひっくり返るような言い訳には無茶苦茶腹が立った。
「無主物」!
なんてこった!
ひどい!
無責任!
多くの人も感じただろう。
撒き散らした「放射性物質」が東電の所有物なのは明らか。
分析からも間違いなくF1由来と証明されている。
科学的主張の真逆の主張。
こんな輩が「原発」を運転してたから「爆発」したんだ。
「東電は潰せ」の主張は正しかった。
この「無主物」の主張はいまだに取り下げていない。
■ホットパーティクル
F1で蒸発した核燃料が再凝結して出来た。
遠く筑波大で検出されたのが初とされる。
出典: http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2014/140808_3/
ウランを含む原発由来のガラス状の大気粉塵。
通称 セシウム(Cs)ボール
SPring-8 で分析。
これでも「無主物」と嘯くのだろうか。。
・・
鈴木邦弘さん
プロフイールによれば、
イラストレーター、絵本作家、介護福祉士。
注1)個人の感想です。
注2)F1は福島第一原発の略称。
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by setonokaze | 2020-07-15 09:35 | 東京新聞