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福島第一汚染水 放出案 地元に不信感「説明不足」「薄めればいくらでも流せる」/ こちら特報部 東京新聞


【要約】

F1でたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理した汚染水の放出問題。

「トリチウム水」などとトリチウム以外は含まないかのような呼び方がされているが、実は他にも放射性物質が含まれる。

            東京新聞20年7月5日

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■トリチウム水

経産省や東電は最終的には濃度を薄めて放出するため問題ないと繰り返すばかり。

地元などから強い反対の声が出る中でも意見募集など手続きは進むが、

放出には抜本的な問題が残されている。


■ヒアリング 「原発ゼロの会」

5月、経産省、原子力規制委員会、東電担当者を集めた。


◯阿部知子 衆院議員(立民)同会事務局長

公募で提示された資料の中に東電側が新たに調査対象に加えた放射性炭素が

含まれておらずそれを記載しない理由も説明していない。


■汚染水

◯ALPS処理後もトリチウム以外の多くの放射性物質を含む。

◯現在も7割のタンクが再処理が必要な状態。

◯放射性炭素とテクネチウムが存在。


■放出 資源エネルギー庁

放射性物質は約千核種あり、主な62核種をALPSで除去後、

トリチウム以外が告示濃度以下になるように除去。

放出時にはトリチウムを含めた濃度が告示濃度以下になるように希釈して放出する。


影響の大きい核種は実際に計測、それ以外は数値を多めに推計して足す。

それで全体が告知濃度以下か見る。


・・


「薄めればいくらでも流せる」


  • 山野辺昌志 福島県漁業協同組合連合会指導係

「放射性炭素の話など、専門的で難しい話はわからない。

ただどんな形であれ福島から流すとなれば、また風評が広がる。

ましてや取り除けないトリチウム以外が入っているのだから反対だ。

薄めたから安全だと言うのだろうが、国民みんなに理解されるかどうかだ」


■山本行雄弁護士

「放出時の濃度規制はあるが、総量規制はない。つまり薄めれば

いくらでも放射性物質を流せるのが今の日本の法律だ」


2012年6月、

「放射性物質も公害とみなされ、排出に規制基準を儲け、罰則で違反を取り締まったり

環境基準を定めなければならなくなった。なのに8年たつ今も見通しが進んでいない」


土壌汚染対策法に至っては、除外規定が残ったままだ。


■原発排水だけ長年特別扱い

国際的にも排出時の濃度規制はあるが、総量規制や環境中の濃度規制はない。


■伴英幸 原子力資料情報室共同代表

「原発は長年特別扱いされてきた」


現段階でタンク内に860兆ベクレルのトリチウムがあり、

東電が事故前に掲げた管理目標の年間22兆ベクレルの放出だと、

単純計算でも40年かかる。


「*環境中の濃度基準を定めるべきだ」


■磯野弥生 東京経済大名誉教授

「*環境基準を定め、総量規制などの規制基準を作り、取り締まるべきだ」




注1)個人の感想です。

2F1は福島第一原発の略称。

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  by setonokaze | 2020-07-10 07:02 | 東京新聞

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