核燃料6割「乾式貯蔵」へ 原発プール容量限界に / 東京新聞
ちょい遅れだが、重要な情報源。
【要約】
全国の原発で保管されている使用済み核燃料約1万5200トンのうち、6割以上が金属製の専用容器で空冷する「乾式貯蔵」になる可能性がある。
東京新聞19年8月15日
■乾式貯蔵
燃料を冷やすプールより、乾式貯蔵は安全性が高いとされる。
保管の長期化は避けれれない状況。
■乾式貯蔵施設の新設を申請している
中部電力 浜岡原発 400トン
四電 伊方原発 500トン
九電 玄海原発 最大440トン
原電、東電HD共同出資「リサイクル燃料貯蔵」
青森 3000トン 5000トンまで増やす計画
- ■乾式貯蔵施設の新設を計画
東電HD F2 使用済み燃料 1650トン 敷地内
関電 原発11基 2000トン 場所未定
日本原電 東海第2 既に運用
■プールが満杯になる期間
柏崎刈羽原発 3年程度
玄海原発 約5年
高浜原発 6年程度
北海道、東北、北陸、中国 余裕あり
・・・
■問題点
乾式貯蔵がいいと言えば、現地は断り難い。
それに漬け込み、
原発での貯蔵期間が延長される。
下手すりゃいつまでも保管せざるを得ない。
それが狙い。
■必ずしも安全とならない。
乾式貯蔵で開いたプールをそのままにするなら安全性も増すだろうが、
空きスペースをリラッキングという言葉に騙されて、
詰め込み直しをされると危険は増える。
F1で保管中のドライキャスク37基中7基が雷でキャスクの気密を監視する
圧力計がやられて警報が鳴った。(2019.7)
キャスク監視には電気が必要なのだ。
伊方原発のドライキャスクにこの圧力計の記載はない。
キャスクの監視に電気がいるのかいらないかわからない。
中性子遮蔽にエポキシ樹脂を使っているという。
樹脂である限り、寿命は短い。放射線による分解ガス(H2等)も発生する。
取り換えはどうするのか。
危うい話。
注1)個人の感想です。
注2)F1は福島第一原発の略称。
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by setonokaze | 2019-08-19 21:50 | 東京新聞