F1汚染水「敷地内の保管継続困難」東電主張に批判相次ぐ / 東京新聞
ちょい遅れだが、重要な情報源。
【要約】
8月9日、F1でのトリチウムなどの放射性物質を含む水の処分を検討する
政府の有識者会議で長期保管が初めて議題となった。
東京新聞19年8月10日
■有識者会議
7ヶ月ぶりに再会した会議はほとんど進まず終わった。
■東電の主張
保管タンクが2022年夏頃に限界。
敷地をタンクで埋め尽くす状態ではデブリを一時保管する施設が作れない。
■辰巳菊子委員 生活アドバイザー
「初めから敷地がないタンクが満杯という議論の仕方は違うのではないか」
■松本純一東電廃炉推進室長
「相当不十分な点があり、申し訳ない」
■小山良太委員 福島大教授
隣接地を取得してタンクを建設できないかと質問。
■松本純一東電廃炉推進室長
「不可能ではないが、敷地内で廃炉をやり遂げたい」
■別の委員
「処理方法の道筋をつけないと廃炉は進まない」
■担当者 経産省資源エネルギー庁
「準備に時間がかかった」と釈明。
次回について「もう少し早い間隔で進めたい」
■タンク水の判断
有識者会議の判断を参考に政府が方針を決める。
■反対
地元漁業関係者を中心に海洋放出に強く反対している。
・・・
この問題は何度でも言うが、
■東電株式会社はとうになく、
あるのは、東電HDと言う持ち株会社。
原発部門は廃炉カンパニーに社内分社化されている。
東電HDにはF1の始末をする余裕はない。
あーだこーだの言い訳ばかり。
■矛盾
海に流すトリチウム水はそもそも害はない。
トリチウムはアルプスで処理できないもので、
そもそも水で、自然界にも存在するので海に流しても問題ない。
と言いながら、
敷地外への移送は難しいと言う。
なんでだい。
害のないトリチウム水なのに、周辺自治体の理解を得るのも現実的でないと言う。
なんでだい。
汚染水問題を片つけないと、デブリの取り出しなんて出来ない。
デブリだって県外へ搬出しなければならない。
後先から言えば、汚染水が先。
■タンク用地
隣接地を取得すればいいだけの話。
(F2も柏崎刈羽原発も東通原発、他保有用地もある)
簡単なことなのに海に流してチャラにしたい東電HDは
うんと言わない。
無責任。
■汚染水
この名称も問題。
正確には、トリチウム等放射性物質を含む核汚染水。
早い話、アルプス処理失敗核汚染水。
■薄めてチャラはトンデモナイ処理法
薄めてチャラが一番お金がかからないからやりたいと臆面もない。
よく言うよ。お前の責任だろうが。
己が責任の核事故。始末はきちんとやれだ。
■ロンドン条約
陸地から海に流す場合は海洋投棄にならない。
原発だって、再処理工場だってそうしていると言うが、
それは、通常運転で許容されている話。
安くつくから流してチャラなんて認められる訳が無い。
技術先進国がすることではない。
■100年保管
お金がかからぬ方法がすでに提示されているのに、
知らんぷり。なんでだ。
NUMOの地層処分は10万年以上だよ。
たった100年保管が何故出来ない。
薄めてチャラ法でも17年もかかると言う。
既に8年過ぎているから25年もかかるでないか。
東電HDにはマトモな考えの人はもう居ないのか?
(ま、優秀ならとうに転職しているはな)
■核公害
どんなにお金がかかろうと、核公害を防ぐ。
核公害を正しく始末する。
世界にその先例を作る必要がある。
それが次の核公害の抑止力になる。
注1)個人の感想です。
注2)F1は福島第一原発の略称。
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by setonokaze | 2019-08-16 21:02 | 東京新聞