人気ブログランキング | 話題のタグを見る

スマートメーター発火広がる懸念 施工ミスかまた火災 東電設置急いだ「つけ」 / こちら特報部 東京新聞 


ちょい遅れだが、重要な情報源。

【要約】

次世代型電力計「スマートメーター 」の問題がますます広がっている。
東電の不良品は2万4000台から9万台に増え、交換に年内一杯かかる見込み。
不良品でないメーターも安心できない。施工不良による火災が相次いでいるからだ。
公開済みの7件に加え、年末年始にも同様の原因と疑われる2件が発生した。
ベテラン電気工事士は施工不良に「初歩的なミス。考えられない」
とあぜんとする。

                東京新聞19年1月10日
スマートメーター発火広がる懸念 施工ミスかまた火災 東電設置急いだ「つけ」 / こちら特報部 東京新聞 _b0242956_23155193.jpg
スマートメーター発火広がる懸念 施工ミスかまた火災 東電設置急いだ「つけ」 / こちら特報部 東京新聞 _b0242956_23160830.jpg




計12本のネジがある。
東電パワーグリッド
「メーター端子部のネジの締め付け不足・ゆるみ等に起因した
放電により発熱・焼損に至った」

18年12月31日夜 三菱電機製 発火。原形をとどめないほど
19年1月7日朝  大崎電気工業製 燃えた。

・・

メーター端子部には
宅内配電盤の主幹の容量Aが最大で掛かる。
一般家庭では(30)、40、50、60、75、100Aが多い。
オール電化なら、75A,100Aも珍しくない。
大電流なので緩みがあれば、発熱、焼損する。
焼損の程度は端子台、メーターの材質の性能による。
(スマートメーターはその性能が低いということ)

端子の締め付け不良、忘れは「ヒューマンエラー」だ。
どのメーカーでも、必ず起こる。

だが、
スマートメーターにはこの考えは設計時になかったようだ。
だから、メーターをオールプラスチック製にした。
(従来メーターは外箱は鉄、表示部はガラス製だった。)

コスト最優先にしたのだろう。
保護装置(加熱防止器)もない。

扇風機が昔、そうであった。
モーターカバーがプラスチックとなり、
扇風機が古くなり、回転しなくなると発熱し、巻線が断線する前に
プラスチックが燃え落ち火災となる事故が多発した。
そして、モーター巻線部に温度ヒューズが組み込まれ、その後火災は起こらなくなった。
これは、製品の劣化で、「ヒューマンエラー」ではないが、
火災防止の有効な例である。

スマートメーターにも、加熱防止器の組み込みがあれば防げるのだが、
モウケが減るからやらないのだろう。
施工不良はあくまでも、施工者の落ち度で、電力会社に落ち度はない。
という理屈。

・・

もう一つ
なぜ、東電は端子の締め付けに
「トルクドライバー」を使わないのだろう?

記事からは、ドライバーで手締めをした後、増し締めをすることになっているとあるが、
手締めはトルクが一定しない。
(実際にトルクドライバーとの比較をやって見たことあるが、体調にもよるし、トルク感覚が長続きしない。
締め過ぎるより締めトルク不足になる場合が多い。)

四電では「トルクドライバー」(講習会で)使用を指定されたが、
東電では規定がされていないのだろうか?
それとも、ダブルスタンダードなのだろうか?

記事の火災原因の端子ネジの緩みは
指定の「トルクドライバー」を使用すればまず起こりえない。







注1)個人の感想です。
注2)F1は福島第一原発の略称。
・・・・・・・
お気に入りましたら、ご購読のほどよろしくと、勝手に
東京新聞の購読申込をUPしておきます。
東京新聞:東京新聞購読のご案内(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/koudoku/
東京新聞の購読・ためしよみのお申し込みや、お引越し等によるご住所・支払いなどの変更ができます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  by setonokaze | 2019-01-15 23:43 | 東京新聞

<< 避難計画触れず反発も 東海村で... 全国の原発の状況 / こちら原... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE