原発比率 温暖化を口実にするな / 東京新聞 社説
ご紹介するのは東京新聞の記事。
ツイ友が購読しているのを、四電本社前に届けて戴ける。
ちょい遅れだが、重要な情報源
【 要約 】
原発は可能な限り減らして、再生エネルギーの導入は最大限—。
これが原則だったはず。
原発なければ、温室効果ガスは減らせないのか。
地球温暖化対策を原発依存の口実にしてはならない。
ベストミックスとは、
その時代の要請に適切に対応できる電源の組み合わせのことを言う。
2030年のベストミックスを話し合う経産省の小委員会は、
焦点の原発比率について、15〜20%を軸に検討を進めている。
この数字に問題がある。
エネルギー基本計画に原発依存は
「省エネルギー・再生エネルギーの導入や
火力発電所の効率化により、可能な限り低減させる」
と明記されている。
また、原発の運転期間は法律で40年に制限されている。
脱原発依存、再エネ推進、そうして40年廃炉の原則が、大前提なのである。
経産省の試算によると、40年廃炉の原則を貫く限り、
原発が総発電量に占める割合は28年に約15%になるという。
新増設なしに20%はあり得ない。
20%を掲げるということは、脱原発依存の旗を降ろすことにならないか。
電力会社は、再生エネルギーの高コスト、不安定さばかりを強調する。
ところが多くの電力消費者は、安全性や廃棄物対策を考慮に入れれば、
原子力が決して安価でも、安定的でないことを、福島の事故を見て知った。
そこで温暖化対策が、原発推進の切り札にされつつある。
EUをリードするドイツでは福島の事故後、
原発から再生エネへの大転換を進めることで新産業を育成しつつ、
温暖化対策の推進こそ、
福島の事故を経験した国民の声や時代の要請に対応する、
日本のベストミックスなのではないか。
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今日の東京新聞の社説。
筋が通っている。
本来、マスコミがこぞって、
間違いを正すキャンペーンを張るべきだ。
政権の過ちを指摘出来ないマスコミは
情けない。
学者も声を上げてほしい。
政治家の本音と建前。
原子力ムラの言いなりでは
どうにもならない。
お題目は立派に上げて、
やる事は正反対。
これで民が騙せるなら、
民も見くびられたものだ。
反骨精神のあるマスコミは
東京新聞ぐらいだ。
注)個人の感想です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 東京新聞2015年2月12日
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by setonokaze | 2015-02-23 22:06 | 東京新聞