東電がいちゃもんを付けた日経1面の記事。「柏崎原発の再稼働申請」
2013年9月21日の日経の記事に対してその日のうちに東電HPで反論。
「そうした事実はありません」
まず
日経の記事 引用1
東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を目指し、
月内にも原子力規制委員会へ安全審査を申請する方針を固めた。
新潟県の泉田裕彦知事の反発で申請を控えてきたが、
再稼働が遅れると業績悪化は避けられず、
資金繰りを含めて経営再建に大きな影響が及ぶと判断した。
審査を通過しても
実際の稼働には県知事の同意が必要で、協議が難航する可能性もある。
(略)
広瀬社長は申請前に泉田知事と会い、理解を得たい考えだ。
再会談に向けた調整を続けている。
(略)
東電はこれ以上申請が遅れると審査が後回しになり、
再稼働が大幅に遅れる可能性があった。
柏崎刈羽原発がどの時期に再稼働するかによって、
東電の経営は大きな影響を受ける。
昨年5月に政府認定された総合特別事業計画では
2013年度に計上損益を黒字転換させることを明記。
これが国や金融機関から支援を受けるための公約となっていた。
だが、計画では柏崎刈羽原発が今年4月から順次再稼働することを前提としていた。
1年停止が続くと1基当たり1000億円前後の減益要因が発生する。
東電はコスト削減の上積みや修繕費の繰り延べなどで埋め合わせてきたが、
限界に達しつつある。
3期連続の経常赤字となれば、金融機関からの融資が打ち切られる懸念もある。
再稼働が見込めなければ、
電気料金の再引き上げも検討せざるを得なくなる。
(略)
泉田知事は、収益改善のために再稼働を急ぐ東電の姿勢を批判。
新規制基準をクリアするだけでは、
安全性は確保出来ないとの考えも示している。
東電のいいぶん 引用2
平成25年9月21日付 日経新聞1面において、
「東京電力は柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働を目指し、
月内にも原子力規制委員会へ安全審査を申請する方針を固めた」との
報道がありますが、そうした事実はありません。
現在、当社はご理解をいただくべく、地元へのご説明を続けているところであり、
新潟県のご了解をいただく前に、原子力規制委員会へ申請する考えはありません。
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日経の記事を読んでみたが、
違和感があるところは一つもなかった。
なるほど、なるほどである。
推論
東電にすれば、
再稼働申請は新潟県知事の了解を得てからにすると言っていたから、
スクープされ、あわて、ふためいたのだろう。
東電の問題点
1.いちゃもんが「お知らせ 2013年」ではあまりにお粗末。「お知らせ」で告知するものではない。
2.ならば、日経に正式に抗議を申し立てたのかも不明。
3.いやしくも、日刊全国紙の1面の記事に事実でないというなら、訴訟を考えているかの表明も必要だ。
4.この「お知らせ」なら、東電は何とでも逃れられる。担当者の間違いでお知らせしました。で済ますことが出来る。
5.第一、このお知らせを書いたのは、誰かもはっきりしない。広報担当の独善とも取れる。
6.東電程の大きな組織となると、東京電力株式会社と記載してるが、これだけでは不十分。どの部署の責任ある発信なのかも不明。
7.これだけ正面切って「そうした事実はありません。」と言うなら、当然取締役会の稟議を受けているだろうから、その旨の表示も必要だ。
もし、取締役会の稟議を経てないとしたら、それは、東電の正式意思表明とはならない。
8.東電は安全第一で原発を稼働したいのか、3期連続の赤字を何としても避ける為に原発を動かしたいのか、社長のちょろちょろトークでなく、会社として、取締役会で、きちんと議決して、公表すべきだ。
9.今の東電は、それぞれが、勝手に嘘をついても、それが東電に有利なことならおとがめ一切なし。むしろ、手柄になっている感がある。改めなければ、世間では通用しない。
まとめ
東電がこれだけ大見得切ったのだから、どうなるか見物だ。
日経がお詫び記事を出さなかったら、訴訟するのだろうか?
東電が主張するように、泉田知事の了解を得なければ再稼働申請しないというなら、
再稼働反対を願う人たちにとっては望むところだ。
今後の成り行きに注目だ。。
注)個人の感想です。
引用1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本経済新聞 2013年9月21日 1面

引用2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東電HP 2013年9月21日
http://www.tepco.co.jp/news/2013/1230782_5311.html
お知らせ 2013年
平成25年9月21日付 日経新聞1面「東電、月内にも柏崎刈羽原発の再稼働申請 経営再建急ぐ」について
平成25年9月21日 東京電力株式会社
平成25年9月21日付 日経新聞1面において、「東京電力は柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働を目指し、月内にも原子力規制委員会へ安全審査を申請する方針を固めた」との報道がありますが、そうした事実はありません。
現在、当社はご理解をいただくべく、地元へのご説明を続けているところであり、新潟県のご了解をいただく前に、原子力規制委員会へ申請する考えはありません。
以 上
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by setonokaze | 2013-09-24 00:14 | 東電

