カテゴリ:東電( 3 )

 

【吉田調書】原発所員、命令違反し撤退 / 朝日のスクープ(誤報*)

今日、ご紹介するのは
久々の朝日新聞の大スクープ。*

要約
F1吉田所長の調書、政府事故調の調べに答えた。
聴取時間は29時間16分。一問一答方式。A4で400ページ超。
原本は内閣官房に保管されている。

第一回聴取で、「お話しいただいた言葉はほぼそのままの形で公にされる可能性がある」と通告され、「結構でございます」と即答。

2011年3月14日
「一秒一秒胸が締め付けられるような感じ」
誰もいないことを確認し、細野豪志首相補佐官に電話。

「炉心が溶けてチャイナシンドロームになる」
「1号、3号と水がなくなる。同じようなプラントが3つでき、凄まじい惨事ですよ」

「撤退を考えた方がいい」東電本社にも伝えた。
「2号機はこのままメルトする」「放射能がF2に流れ、作業出来なくなる」

下請け作業員を帰らせ、F2に移動するバスを用意した。

3月15日
事態は好転しなかった。
2号機の核燃料が壊れているという試算も伝えられた。

03:12 伊沢当直長から「炉への注水は出来ていないと推測している」
06:00すぎ 衝撃音が緊急対策室に響いた。2号機の格納容器下部の圧力制御室の圧力が「ゼロになったという情報」と「ぽんと音がしたという情報」が中央制御室からほぼ同時に入る。

比較的線量の低いF1構内かその付近に待機して様子を見ることを決断し、命令した。

F1にいた所員の9割に当たる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、
*
10キロ先のF2へ撤退していた。その中には部課長級の社員もいた。

その後、放射線量は急上昇。
東電はこの命令違反を3年以上伏せてきた。*

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F1の運命は
「ブラックアウト」全電源喪失した時点で決まっていた。
メルトダウンは避けられない。

逃げた人を責められない。*
彼らは原発のプロ。
原発の危険は百も承知だ。

業務命令が
命までも奪うとしたら問題だ。
そこまでの権利は一私企業の株式会社東電にない。

社員の命までも業務命令で奪う、
原発の存在こそが不条理だ。

スリーマイル島原発の
メルトダウン事故から何も学ばなかった。

スリーマイル島原発の事故は、
いん石が当たるほどの確率と言われたのに、起きた事故。

原発に確率論は無理と知らしめた。
だが、この国では津波で原発がやられることはないと無視。

チェルノブイリ事故は
日本では起こりえないと、対岸の火事とした。
この国の原発は型式が違う という主張だった。

柏崎刈羽原発
2007年7月16日 新潟県中越沖地震 最大993ガル。
TVが柏崎刈羽原発から立ち上がる黒煙を捉えていた。

原子力発電所の火災。消火ラインが地震でダウン。自力消火出来ず。
3、4号機の冷却装置の1つが停止。

3号機タービン建屋1階で2058ガル。想定834ガル。
3号機原子炉建屋基礎で384ガル。想定193ガル。
構内の地面は波打ち、あちこちにひび割れが。

この時の経験から、
重要免震棟がF1に作られていた。
(重要免震棟は泉田新潟知事の主張)

F1事故のわずか前。 重要免震棟が完成していなければ、
F1は「直ちに、総員撤退」何の手立ても出来なかったはず。


関東が終わるとことだった。と言ってもいい過ぎでないだろう。

まだまだ東電は隠し事が多いだろうから、目が離せない。。




注1)個人の感想です。 
注2)誤報につき訂正 2014.9.14
引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                  2014年5月20日朝日新聞1面
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2面
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追加 2014.9.14
朝日新聞が訂正お詫びを掲載した。
当該個所はしたがって、誤報となる。

http://www.asahi.com/articles/ASG5L51KCG5LUEHF003.html
〈おわび〉

 朝日新聞は東京電力福島第一原発事故の政府事故調査・検証委員会が作成したいわゆる「吉田調書」を、政府が非公開としていた段階で独自に入手し、今年5月20日付朝刊で第一報を報じました。その内容は、「東日本大震災4日後の2011年3月15日朝、福島第一原発にいた東電社員らの9割にあたる約650人が吉田昌郎所長の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発に撤退した」というものでした。吉田所長の発言を紹介して過酷な事故の教訓を引き出し、政府に全文公開を求める内容でした。

 しかし、その後の社内での精査の結果、吉田調書を読み解く過程で評価を誤り、「命令違反で撤退」という表現を使った結果、多くの東京電力社員らがその場から逃げ出したかのような印象を与える間違った記事だったと判断しました。「命令違反で撤退」の表現は誤りで、記事を取り消すとともに、読者及び東電のみなさまに深くおわびいたします。(2014年9月11日)
当ブログ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

-3 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/i34/
-2 上関原発,祝島に思う http://lituum.exblog.jp/18923860 
-1 「科学者よ、声をあげよ」訴える故放射線専門家の妻 http://lituum.exblog.jp/18471961/
0 四電本社前抗議  過去のレポ http://lituum.exblog.jp/i21

1 東電社員達だけが飲んだ ヨウ素剤 証拠写真見つけた。http://lituum.exblog.jp/17909501
2 ラッセル・アインシュタイン宣言  一考察(原発の恐ろしさを思い知る。)
http://lituum.exblog.jp/19980944/
3 メルトダウンしていた米国初の原発 http://lituum.exblog.jp/19675969/
4 原発はもう無理 GEの発言 原文も  」「:ref="http://lituum.exblog.jp/18757169/" target="_blank">http://lituum.exblog.jp/18757169/
5 アメリカ合衆国原子力規制委員会元委員長 原発産業は "Going Away" http://lituum.exblog.jp/21285539/
6  トリチウム 染色体異常を起こす 39年前の記事
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7  小泉元首相、安倍首相らの「原発ゼロは無責任」に反論 講演内容詳細  
http://lituum.exblog.jp/21410321/
8 福1原発はベントになぜ失敗したか 2  ラプチャーデスク
http://lituum.exblog.jp/19279826/
9 トイレなき原発の限界 「原発ゼロ」小泉発言の衝撃
http://lituum.exblog.jp/21336601/
10 二人の元総理の挑戦 9 / 小泉・細川氏共闘第2章 脱原発国民運動へ 東京新聞
http://lituum.exblog.jp/22502319/
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  by setonokaze | 2014-05-22 01:27 | 東電

東電がいちゃもんを付けた日経1面の記事。「柏崎原発の再稼働申請」


2013年9月21日の日経の記事に対してその日のうちに東電HPで反論。
「そうした事実はありません」

まず
日経の記事                    引用1

東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を目指し、
月内にも原子力規制委員会へ安全審査を申請する方針を固めた。
新潟県の泉田裕彦知事の反発で申請を控えてきたが、
再稼働が遅れると業績悪化は避けられず、
資金繰りを含めて経営再建に大きな影響が及ぶと判断した。
審査を通過しても
実際の稼働には県知事の同意が必要で、協議が難航する可能性もある。
(略)

広瀬社長は申請前に泉田知事と会い、理解を得たい考えだ。
再会談に向けた調整を続けている。
(略)

東電はこれ以上申請が遅れると審査が後回しになり、
再稼働が大幅に遅れる可能性があった。
柏崎刈羽原発がどの時期に再稼働するかによって、
東電の経営は大きな影響を受ける。
昨年5月に政府認定された総合特別事業計画では
2013年度に計上損益を黒字転換させることを明記。
これが国や金融機関から支援を受けるための公約となっていた。

だが、計画では柏崎刈羽原発が今年4月から順次再稼働することを前提としていた。
1年停止が続くと1基当たり1000億円前後の減益要因が発生する。
東電はコスト削減の上積みや修繕費の繰り延べなどで埋め合わせてきたが、
限界に達しつつある。
3期連続の経常赤字となれば、金融機関からの融資が打ち切られる懸念もある。
再稼働が見込めなければ、
電気料金の再引き上げも検討せざるを得なくなる。
(略)

泉田知事は、収益改善のために再稼働を急ぐ東電の姿勢を批判。
新規制基準をクリアするだけでは、
安全性は確保出来ないとの考えも示している。


東電のいいぶん                  引用2
 
平成25年9月21日付 日経新聞1面において、
「東京電力は柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働を目指し、
月内にも原子力規制委員会へ安全審査を申請する方針を固めた」との
報道がありますが、そうした事実はありません。
現在、当社はご理解をいただくべく、地元へのご説明を続けているところであり、
新潟県のご了解をいただく前に、原子力規制委員会へ申請する考えはありません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日経の記事を読んでみたが、
違和感があるところは一つもなかった。
なるほど、なるほどである。

推論
東電にすれば、
再稼働申請は新潟県知事の了解を得てからにすると言っていたから、
スクープされ、あわて、ふためいたのだろう。

東電の問題点
1.いちゃもんが「お知らせ 2013年」ではあまりにお粗末。「お知らせ」で告知するものではない。
2.ならば、日経に正式に抗議を申し立てたのかも不明。
3.いやしくも、日刊全国紙の1面の記事に事実でないというなら、訴訟を考えているかの表明も必要だ。
4.この「お知らせ」なら、東電は何とでも逃れられる。担当者の間違いでお知らせしました。で済ますことが出来る。
5.第一、このお知らせを書いたのは、誰かもはっきりしない。広報担当の独善とも取れる。
6.東電程の大きな組織となると、東京電力株式会社と記載してるが、これだけでは不十分。どの部署の責任ある発信なのかも不明。
7.これだけ正面切って「そうした事実はありません。」と言うなら、当然取締役会の稟議を受けているだろうから、その旨の表示も必要だ。
もし、取締役会の稟議を経てないとしたら、それは、東電の正式意思表明とはならない。
8.東電は安全第一で原発を稼働したいのか、3期連続の赤字を何としても避ける為に原発を動かしたいのか、社長のちょろちょろトークでなく、会社として、取締役会で、きちんと議決して、公表すべきだ。
9.今の東電は、それぞれが、勝手に嘘をついても、それが東電に有利なことならおとがめ一切なし。むしろ、手柄になっている感がある。改めなければ、世間では通用しない。


まとめ
東電がこれだけ大見得切ったのだから、どうなるか見物だ。
日経がお詫び記事を出さなかったら、訴訟するのだろうか?

東電が主張するように、泉田知事の了解を得なければ再稼働申請しないというなら、
再稼働反対を願う人たちにとっては望むところだ。

今後の成り行きに注目だ。。





注)個人の感想です。
引用1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
              日本経済新聞 2013年9月21日 1面

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引用2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東電HP           2013年9月21日

http://www.tepco.co.jp/news/2013/1230782_5311.html
お知らせ 2013年

平成25年9月21日付 日経新聞1面「東電、月内にも柏崎刈羽原発の再稼働申請 経営再建急ぐ」について
平成25年9月21日
東京電力株式会社
 平成25年9月21日付 日経新聞1面において、「東京電力は柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働を目指し、月内にも原子力規制委員会へ安全審査を申請する方針を固めた」との報道がありますが、そうした事実はありません。
 現在、当社はご理解をいただくべく、地元へのご説明を続けているところであり、新潟県のご了解をいただく前に、原子力規制委員会へ申請する考えはありません。

以 上
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  by setonokaze | 2013-09-24 00:14 | 東電

東電のはかない抵抗 4 

東電のはかない抵抗 4 
 
.東電は11月7日
経営方針を発表した。

賠償、除染、廃炉などの
費用が膨らみ、
政府からの支援5兆円では
不足だと言う。

東電社長は
事故の責任をまっとう出来ない という。
重い荷物を背負ったままでは競争できない」と

ひどい話だ。
責任まっとう出来ない社長なら、
すぐさま辞任するのが、当たり前。
開き直りだ。

荷物が重すぎて、競争出来ないとは、
根本間違えている。
未曾有の放射能事故を起こしながら、
いまだに、経済競争に打ち勝とうなど
どんだけ、銭ゲバなのだ。

今、
東電に求められているのは、
事故に真摯に対峙することだ。
補償をケチり、
事故を小さく、小さく見せようとしている。
 
未だに、
飛び散らせた放射性物質は
「無主物」で、当社に一切関わりのない事です。
との主張を取り下げたと言う報道はない。

こんな会社に、
今後、10兆円とも、20兆、30兆円
いくらになるかも分からないと言う税の
投入なぞ、出来る訳はない。

たった1つの
原子炉が壊れたチェリノブイリですら、
1国で費用がまかなえず、
ソ連崩壊の引き金になったと言われている。
今や国際援助を得てかろうじて維持している。

まして、
4っの原発が壊れた福島は、
東電1社で始末出来ないのは
最初から分かりきった事。

原発を維持する事を
お上が、決めたから
未曾有の原発事故への
対応が、後手後手になった。
それは、今も続いている。

我々の税が
底なしに使われよとしている。
税を使うなら、
東電にはきっちりけじめをつける。
一度、倒産させる。
会社更生法での出直し。
それ以外の選択肢はない。


次の事故が起る前に原発はやめたほうがいい。






注)個人の感想です。
引用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                朝日新聞 2012.11.8
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当ブログ
6. 福島の生活 取り戻す。放射能は浴びせられ損なのだ。
http://lituum.exblog.jp/19064207/
5. 島第一原発は今も、終息していない。http://lituum.exblog.jp/18970441/
4. 東電の罪を問う http://lituum.exblog.jp/18898290/
3. 東電のはかない抵抗3 http://lituum.exblog.jp/18475879/
2. 東電のはかない抵抗 2 http://lituum.exblog.jp/17907197/
1. 東電のはかない抵抗 1  http://lituum.exblog.jp/17696293/
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【瀬戸の風の特選動画 】1
■ 東北地方太平洋沖地震 発生地点・規模・時刻分布図

■ ※この動画は、音は消さずに(むしろ少し音量を大きめにして)ご覧になってください。
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  by setonokaze | 2012-11-09 08:54 | 東電

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