南相馬「避難指示7月解除」反対続出 「なぜ急ぐ」「五輪のため?」/ 東京新聞


今日、
ご紹介するのは東京新聞の記事。
ツイ友が購読しているのを、四電本社前に届けて戴ける。
ちょい遅れだが、重要な情報源

【 要約 】

避難指示が出ている南相馬市で5月22日、
「7月1日」をめどに指示解除を目指す政府案の住民説明会が開かれた。
これが最後の説明会とされたが、住民からは「次期尚早」とする意見が続出。
「解除を急ぐのは五輪のためか」との不信感も募る。

■南相馬・住民説明会
南相馬市小高区で開かれた住民説明会
約320人の参加者から、政府の解除方針を疑問視する意見が
ひっきりなしに続いた。

国側は、
約9割が除染を終え、年間被爆量が
「20ミリシーベルト以下」になったと強調。
「除染が完了した」と説明。

会場からは
「自宅の周りには6.47μSv/hの場所もある」と怒る声も。
「うちはまだ終っていない。近くの道路ののり面も、除染は1度もやっていない。
これで除染が終ったことになるのか」といぶかる。

元高校教師の二本松さん
「判断基準もないのに除染の対象をどう決めるのか。
数値がないと納得できない」と畳み掛けても、
担当者は「出来る限り線量を下げたい」とはぐらかした。
政府側資料に
一時的に戻った住民の被ばく量
平均       1.36ミリシーベルト/年
高い人      3.96ミリシーベルト/年

女性参加者
「(公衆被ばく限度の)年1ミリシーベルトを超えている」と指摘

・・・

■ 五輪のため?
「仮設店舗は小さすぎて品揃えも限られる。
生活環境が整っていないから、帰るに帰れない」

「説明会に来たのも50〜70台がほとんど。若者がいない。
もう帰るのをあきらめて、別の場所で暮らしを築いているのだろう」

桜井市長は
「(説明会はこれ以上)やらない」と明言。

政府の主張
戻りたくない人は避難を続ける選択もある。

「東京五輪で復興をPRするために解除を急いでいるんじゃないのか」
と疑う女性も

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ 東京五輪で復興をPRするために解除を急いでいる

当りだ。

2020年    東京オリンピック
2019年    プレオリンピック
2018年
2017年の3月までにはけりをつけたい。
と言うことは、
2016年度中にかたずけなければならい。

桜井市長が
「(説明会はこれ以上)やらない」と明言。
したのは今年がタイムリミットだからだ。

帰還が一部の人だけでも、
線量が高い場所があってもそれは問わない。
空間線量で、年1ミリ以下に概ねなればいい。
避難指示さえ解除出来ればいい。
これで、お上の目的は達せられる。。。


■  ひどい話

何度でも言うが、
現在も原子力緊急事態宣言発令中なのだ。

原子力緊急事態宣言発令中に
もどれ、モドレがそもそも異常な話。

原子力緊急事態宣言発令中はICRPによれば、
20〜100ミリが基準だ。
だから、20ミリでもどれの基準にしている。
1ミリが目標と言い逃れするのはこの為だ。
なぜか、マスコミは報じない。


■ 逃げるが勝ち

そう、逃げるが勝ち。
政府の主張は戻りたくない人は避難を続ける選択もあるという。
その通りなのだ。
ポロリというお上の言葉は聞き逃さない。
大切なこと。
未来がかかる。

■ 重要な追加

「除染に過大な夢を与えてしまった」             参照1
「福島支援に入った放射線専門家の反省(1)」
という、
びっくり記事が
朝日新聞デジタル WEB RONZAに掲載された。

記事によると
スプリング8の安全管理室長を約10年務めた
拡大伊達市の市政アドバイザーと川俣町の除染アドバイザーを務めている多田順一郎氏。
現原子力規制委員長田中俊一氏の発議で
F1事故のすぐ後、2011年5月から飯館村で試験除染を始めた。
朝日新聞でも大きく報道された。

『我々がそれまで扱ってきたのは、いわば『飼い馴らされた放射線源』です。福島の状況はまったく違うものでした。』

「事故後の早い段階で、これは『平時とは違う』ということをもっと明確に自覚できればよかったのですが、平時の習慣からなかなか抜け出せず、夢中で汚染を削り取る作業を進めてしまいました。**」

専門家は
1軒除染するのに数百万円かる。
それなら、
その費用を被害者に渡して転居してもらう方が
根本解決になると、早い段階で気がついていたのだ。

学者よ!もっと早く声を挙げよ!
取り返しがつかんではないか。
なんたることか。。。






注1)個人の感想です。
注2)F1は福島第1原子力発電所の略称
参照1 福島支援に入った放射線専門家の反省(1)

除染に過大な夢を与えてしまった
高橋真理子
2016年05月30日 WEB RONZA 朝日新聞 DIGETAL

 福島原発事故が起きたあと、いち早く除染活動を始めたNPO法人「放射線安全フォーラム」の理事多田順一郎氏が、2月に東京で開かれた同フォーラム主
催の研究会で「被災地支援活動の経緯と反省」と題して「不適切な助言をいくつもしてしまった」と率直な反省を語った。改めてインタビューし、どこを、そしてなぜ間違えたのかを聞いた(全3回)。
(写真)
拡大伊達市の市政アドバイザーと川俣町の除染アドバイザーを務めている多田順一郎氏

 放射線安全フォーラムは、放射線利用と放射線安全に関わりを持つ人々が集まって1985年に設立した研究会が前身だ。2007年に特定非営利活動(NPO)法人になり、会員数は約100人。「放射線の利用と安全に関する相互研鑽と知識の普及」を目標に掲げ、定期的に研究会を開くといった活動を続けている。

 多田氏は筑波大大学院で物理学を学び、 放射線安全管理の専門家として筑波大学粒子線医科学センターなどで働き、兵庫県にある大型放射光施設スプリング8の安全管理室長を約10年務めたあと、理化学研究所横浜研究所安全管理室主幹を最後に定年退職した。現在、65歳。研究会の創設メンバーの一人で、フォーラムになってからは理事を務めている。

 2011年3月の福島原発事故のすぐ後、フォーラムは運営会議で現地支援活動を決めた。発議したのは、現在、原子力規制委員長になっている田中俊一氏だ。5月から飯舘村で試験除染を始め、6月から伊達市で支援活動をスタートさせた。7月には富成小学校の除染を全国から集まったボランティアとともに実施。朝日新聞も「放射性物質、街ごと洗う 住民、自主除染に動く 福島県郡山・伊達」(2011年7月14日付朝刊社会面)と大きく報道した。
拡大福島県伊達市の富成小学校で実施されたプールの水の除染実験。ゼオライトで放射性セシウムを吸着させた=2011年7月9日、日吉健吾撮影

「これは、住民自らの手で環境を改善していく動きの出発点になったと思います。それは良かったと思うのですが、我々が『とにかく除染』ということで1年以上動いてしまったこと、それによって除染に過大な期待を持たせてしまったことは大いに反省しています」

――しかし、あの当時、除染で何とかしてほしいと誰もが願ったと思います。

「私たちは、まさに、その要望に応えようと専門知識や経験を活用することに没頭しました。実験室などで放射性物質がこぼれたら、固く絞ったウエスなどで拭き取って、放射線の強さを測って拭き取れたことを確認し、汚染を吸い取ったウエスや作業用手袋などをビニールに入れて、アイソトープ協会にお引き取りいただく。そういうことをずっとやってきた習慣から、同じように『汚染を取り除くこと』を考えてしまいました。しかし、我々がそれまで扱ってきたのは、いわば『飼い馴らされた放射線源』です。福島の状況はまったく違うものでした。初めて飯舘村に行ったのは4月でしたが、測定器のスイッチを入れた途端、頭の中が真っ白になりました。それまでの経験では放射線管理区域の外にあるはずのないものが見渡す限り広がっていたのです。強烈なショックを受けました」

「事故後の早い段階で、これは『平時とは違う』ということをもっと明確に自覚できればよかったのですが、平時の習慣からなかなか抜け出せず、夢中で汚染を削り取る作業を進めてしまいました。とにかく家の中の線量を下げればいいという発想で、一軒ずつ丁寧に除染するようにしました。もちろん、こういうやり方でいいのかという話は仲間内でなかったわけではありません。汚染が広範囲にわたるのに、一軒ずつ除染するのはいかにも効率が悪いですから、いっそ家を建て直すことを前提にもっと効率的に除染した方がいいのではないかという感想は、飯舘村の試験除染直後から出ていました。しかし、2011年の暮れあたりには、すでに自治体も試験除染に動き出していましたから、路線変更をするのは難しい状況でした。変えるなら代わりのプランを出さないといだめなんですよね。それが難しかったのは確かです。もちろん、除染によって安心なさる方はいらっしゃるから、その点での意味はありました。ただ、あのやり方では一軒の除染に数百万円かかるんですよ。その費用は加害者の東電に払わせるということで、費用対効果などを議論する雰囲気ではありませんでした」

 伊達市は、田中俊一氏のアドバイスを受け、年間積算線量が20ミリシーベルトを超えるおそれのあるAエリア、20ミリ~5ミリのBエリア、それ以外のCエリアに全市を三区分し、エリアによって除染の方法を変える方針をいち早く立てた。しかし、ほとんどの自治体は国や福島県からの指示を待った。2011年8月に公布された特別措置法に基づき、政府は事故後1年間の積算線量が20ミリシーベルトを超えるおそれがあるとされた「計画的避難区域」と、福島第一原発から半径20km圏内の「警戒区域」を「特別地域」として指定し、国が直轄で除染を進めるとする一方、それ以外の年間の追加被ばく線量が1ミリシーベルトを超える地域を「汚染状況重点調査地域」と指定、そこの除染を市町村に求めた。除染ガイドラインが公表されたのは12月で、多くの自治体は2012年になって除染を始めた。

「何より問題だったのは、国も福島県も除染に関する何の『戦略』も示さなかったことです。除染ガイドラインという『戦術』だけ作って、市町村に丸投げした。その結果、汚染レベルと無関係に画一的な除染が実施されるようになりました。その方が住民への説明が簡単だからです。除染は ・・・続きを読む
(残り:約1330文字/本文:約3522文字)

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              東京新聞2016年5月20日
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当ブログ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「100キロ圏外に避難不可能なら 原発再稼働認めるな」 余命わずか 放射線研究者の「遺言」/ 東京新聞 
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【樽葉町】

イ 樽葉避難指示 9月5日解除 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/24680690/
ロ 樽葉町 来春にも帰還宣言だが、 田んぼ、水源 汚染深刻 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/22803459/
ハ 樽葉町 住民不安 国は前のめり 仮設期限切れ、行き場失う恐れも 避難解除 /東京新聞 http://lituum.exblog.jp/24180815/
ニ  避難住民帰還 同意ない加速 自民「18年に賠償打切り」提言 消えぬ不安 住民不在 /東京新聞 http://lituum.exblog.jp/24550086/
ホ 福島・樽葉町住民「戻っても暮らせない」国、避難解除方針で説明会 /東京新聞 http://lituum.exblog.jp/24632958/
ヘ いら立つ福島 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/21989526/

・ ・・・・・

【飯館村】

J 飯館村 雑草占拠 除染後の農地 復興に新たな壁 / 東京新聞 
http://lituum.exblog.jp/25116557/
I  進まぬ除染 福島・飯館村はいま  / こちら特報部 ニュースの追跡 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/22377141/
H 山菜 高濃度セシウム 飯館村の山除染手つかず 住民「元の暮らしに戻れぬ」/東京新聞  http://lituum.exblog.jp/24598050/
G  飯館村 村民ADR申し立て 東電 目立つ和解拒否 怒る2837人 訴え最大級 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/23795518/
F  田んぼ除染耕土奪う 福島 飯館村 / 東京新聞
http://lituum.exblog.jp/23630858/
E 平均7ミリシーベルト県発表の倍 京大助教チーム調査 /こちら特報部 東京新聞 「飯館村に入った」http://lituum.exblog.jp/22670590/
C 「心配ないとは何だったのか」 飯館村 初期被ばく追う /こちら特報部 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/22654068/
B  飯館に住み続ける 老老介護 被爆しても「こうするしか」 /奪われた暮らし 下 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/22209022/
A 飯館村であの日、何が起きたのか 講演会 in高松
http://lituum.exblog.jp/18456385/

・・・・・

-6 東電の罪を問う 瀬戸の風
 http://lituum.exblog.jp/18898290/
-5 東京湾のセシュウム 6 /東京湾 セシウム沖合は低濃度 河口部汚染高止まり 千葉・花見川最大878ベクレル / 東京新聞 
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-1東京新聞 http://lituum.exblog.jp/i34/

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  by setonokaze | 2016-06-04 19:18

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