原発免震棟 申請の11原発免震機能省く 川内審査受け縮小 福島教訓ないがしろ 東京新聞/法に定めない

今日、
ご紹介するのは東京新聞の記事。
ツイ友が購読しているのを、四電本社前に届けて戴ける。
ちょい遅れだが、重要な情報源

【 要約 】

原発事故が起きた際の対策拠点
電力各社が新基準で申請した全国16原発のうち
11原発で、免震機能をなくし、
当初方針より規模も小さくするなどしている。

昨年12月
川内原発で、免震棟の新設計画を撤回。
玄海原発でも計画を白紙にした。

東京新聞の調査
審査申請16原発のうち、11原発で免震機能のない耐震構造に変更し、
規模も大幅に縮小するなどの計画を変えていた。

・・・
原発免震棟
■導入
免震棟が導入されるきっかけは、
2007年の新潟中越沖地震。

柏崎刈羽原発は想定を超える地震に見舞われた。
3号機変圧器が火災。
緊急時対策拠点の扉がゆがんで開かず、
消防などと満足に連絡ができなくなった。

その教訓を踏まえ、F1にも設置されたのが、免震重要棟。
清水元東電社長
「あれがなかったらと思うとぞっとする」

■不足
現実の事故はもっと厳しかった。
窓からは放射線が差し込み、粉じんを除去するフイルターも不十分だった。
支援要員が駆けつけ始めると、既存の建物では狭くなった。

■後退
多くの電力会社が対策拠点の規模や性能を低いものにし始めたのは、
余計なコストや時間をかけなくても済み、
さらに規制委員会の審査にも通ることを知ったからだ。

複数の電力会社が「川内原発の例を踏まえて決めた」
ある社の担当「早く審査に通って再稼働させたいので、
工期の(短くなる)ことも考えた」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

再稼働するのに、
「重要免震棟」いらないそうだ。

免震『等』とあるので、
耐震でもいい。という。

重要免震棟について、
元の法律をググってみた。

・・・

びっくりだ。                   参照1、2
法に「重要免震棟」の定めはない。
だから、再稼働原発に「重要免震棟」はなくてもいい。

詳しく見て見よう。
設置許可基準規則 の61条。
「重要免震棟」ではなく、法では(緊急時対策所) という。

満たすべき条件
一 必要な要員がとどまることが出来ること。
二 重大事故等に対処するために必要な情報を把握できる設備を設ける。
三 内外の通信連絡する必要な設備を設けること。

2 必要な数の要員を収容することが出来るもの。

これだけである。
電力会社の自由裁量が最大限認められている。

「重要免震棟」はいらない。

次に規制委員会の
【解釈】
1 緊急時対策所とは、以下に掲げる措置又はこれらと同等以上の効果を有する
措置を行うための設備を備えたもの
a)基準地震動による地震力に対し、免震機能等により、
緊急時対策所の機能を喪失しないようにするとともに、
基準津波の影響を受けないこと。

[【解釈】は規制委員会の見解であり、法の定めではない。
1に しかも、「同等以上の効果を有する措置」でよいとある。
a)の「基準地震動による地震力に対し、免震機能等により、」
ここに免震機能『等』がでてくる。
しかも、重要免震棟『等』ではなく、免震機能『等』。
この表現は「免震機能」を有していなくとも良い。
「耐震機能」でも機能を有すれば、良いことになる。

したがって、「重要免震棟」がなくても、再稼働を出来る。
法的問題はない。]

[ 原子力ムラは実に巧妙だ。
ちょっとやそっとでは対抗できない。
原子力ムラはこのような仕掛けを
ありとあらゆるところに仕掛けている。

世界最低基準だ。]

・・・・・・・・・

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

2007年 柏崎刈羽原発事故 
2011年 F1爆発核事故
もう、すっかり忘れたようだ。

F1の重要免震重要棟
泉田新潟県知事の強い要望で作らせていた。
完成は311の8ヶ月前。
かろうじて間に合った。
(東電は泉田新潟県知事に足を向けて寝られないはずだ。)

F1は多くのラッキーが重なって現状だ。
F1に重要免震重要棟がなかったら、
東京が終っていただろう。

次の原発核爆発事故はみたくない。。。


   





注1)個人の感想です。
注2)F1は福島第1原子力発電所の略称
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
              東京新聞2016年2月7日
b0242956_1904841.jpg

b0242956_191235.jpg

b0242956_1912390.jpg

b0242956_1914688.jpg

お気に入りましたら、購読のほどよろしくと、勝手に
東京新聞の購読申込をUPしておきます。
【読者とともに】
http://www.tokyo-np.co.jp/koudoku/

参照1 
設置許可基準規則  https://www.nsr.go.jp/data/000099801.pdf P144
(緊急時対策所)
第六十一条
第三十四条の規定により設置される緊急時対策所は、重大事故等が発生した場合においても当該重大事故等に対処するための適切な措置が講じられるよう、次に掲げるものでなければならない。
一重大事故等に対処するために必要な指示を行う要員がとどまることができるよう、適切な措置を講じたものであること。
二重大事故等に対処するために必要な指示ができるよう、重大事故等に対処するために必要な情報を把握できる設備を設けたものであること。
三発電用原子炉施設の内外の通信連絡をする必要のある場所と通信連絡を行うために必要な設備を設けたものであること。
2緊急時対策所は、重大事故等に対処するために必要な数の要員を収容することができるものでなければならない。
【解釈】
1第1項及び第2項の要件を満たす緊急時対策所とは、以下に掲げる措置又はこれらと同等以上の効果を有する措置を行うための設備を備えたものをいう。
a)基準地震動による地震力に対し、免震機能等により、緊急時対策所の機能を喪失しないようにするとともに、基準津波の影響を受けないこと。
b)緊急時対策所と原子炉制御室は共通要因により同時に機能喪失しないこと。
c)緊急時対策所は、代替交流電源からの給電を可能とすること。また、当該代替電源設備を含めて緊急時対策所の電源設備は、多重性又は多様性を有すること。
d)緊急時対策所の居住性が確保されるように、適切な遮蔽設計及び換気設計を行うこと。
e)緊急時対策所の居住性については、次の要件を満たすものであること。
(以下略)

参照2 「実用発電用原子炉及びその附属施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則の解釈」について次のように定める。
平成25年6月19日      原子力規制委員会(26.7.9 改正)
https://www.nsr.go.jp/data/000069150.pdf
当ブログ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「100キロ圏外に避難不可能なら 原発再稼働認めるな」 余命わずか 放射線研究者の「遺言」/ 東京新聞 
http://lituum.exblog.jp/25092914/

樽葉町

イ 樽葉避難指示 9月5日解除 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/24680690/
ロ 樽葉町 来春にも帰還宣言だが、 田んぼ、水源 汚染深刻 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/22803459/
ハ 樽葉町 住民不安 国は前のめり 仮設期限切れ、行き場失う恐れも 避難解除 /東京新聞 http://lituum.exblog.jp/24180815/
ニ  避難住民帰還 同意ない加速 自民「18年に賠償打切り」提言 消えぬ不安 住民不在 /東京新聞 http://lituum.exblog.jp/24550086/
ホ 福島・樽葉町住民「戻っても暮らせない」国、避難解除方針で説明会 /東京新聞 http://lituum.exblog.jp/24632958/
ヘ いら立つ福島 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/21989526/

・ ・・・・・

飯館村

J 飯館村 雑草占拠 除染後の農地 復興に新たな壁 / 東京新聞 
http://lituum.exblog.jp/25116557/
I  進まぬ除染 福島・飯館村はいま  / こちら特報部 ニュースの追跡 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/22377141/
H 山菜 高濃度セシウム 飯館村の山除染手つかず 住民「元の暮らしに戻れぬ」/東京新聞  http://lituum.exblog.jp/24598050/
G  飯館村 村民ADR申し立て 東電 目立つ和解拒否 怒る2837人 訴え最大級 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/23795518/
F  田んぼ除染耕土奪う 福島 飯館村 / 東京新聞
http://lituum.exblog.jp/23630858/
E 平均7ミリシーベルト県発表の倍 京大助教チーム調査 /こちら特報部 東京新聞 「飯館村に入った」http://lituum.exblog.jp/22670590/
C 「心配ないとは何だったのか」 飯館村 初期被ばく追う /こちら特報部 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/22654068/
B  飯館に住み続ける 老老介護 被爆しても「こうするしか」 /奪われた暮らし 下 / 東京新聞 http://lituum.exblog.jp/22209022/
A 飯館村であの日、何が起きたのか 講演会 in高松
http://lituum.exblog.jp/18456385/

・・・・・

-6 東電の罪を問う 瀬戸の風
 http://lituum.exblog.jp/18898290/
-5 東京湾のセシュウム 6 /東京湾 セシウム沖合は低濃度 河口部汚染高止まり 千葉・花見川最大878ベクレル / 東京新聞 
http://lituum.exblog.jp/25115640/
-4 ガレキの広域処理 http://lituum.exblog.jp/i4
-3 2022までに脱原発 ドイツの決断 現地からのレポート
http://lituum.exblog.jp/18025076/
-2 染みだした核のごみ ドイツは失敗したか5 / 東京新聞
http://lituum.exblog.jp/22496486/
-1東京新聞 http://lituum.exblog.jp/i34/

0 東電社員達だけが飲んだ ヨウ素剤 証拠写真見つけた。
http://lituum.exblog.jp/17909501

1.  東電は原発事故直後から作業員ら2000人にヨウ素剤,一方住民は。。  
  http://lituum.exblog.jp/17764554/
2. ラッセル・アインシュタイン宣言  一考察(原発の恐ろしさを思い知る。)
http://lituum.exblog.jp/19980944/
3.「科学者よ、声をあげよ」訴える故放射線専門家の妻 http://lituum.exblog.jp/18471961/
4.メルトダウンしていた米国初の原発 http://lituum.exblog.jp/19675969/
5. 上関原発,祝島に思う http://lituum.exblog.jp/18923860 
6.原発はもう無理 GEの発言 原文も http://liuum.exblog.jp/18757169/
7. アメリカ合衆国原子力規制委員会元委員長 原発産業は "Going Away" 
http://lituum.exblog.jp/21285539/
8.   トリチウム 染色体異常を起こす 39年前の記事
http://lituum.exblog.jp/21437678
9.  小泉元首相、安倍首相らの「原発ゼロは無責任」に反論 講演内容詳細  
http://lituum.exblog.jp/21410321/
10. スリーマイル島からフクシマへの伝言 
http://lituum.exblog.jp/19960375/
11. 福1原はベントになぜ失敗したか 2  ラプチャーデスク
http://lituum.exblog.jp/19279826/
12. 米国最大の原子力発電会社元会長兼CEO「もうこれ以上、原子力発電を続けても良いことは無い」 フォーブズ
http://lituum.exblog.jp/21387047/
13.  チェルノブイリから福島へ ノーベル文学賞・アレクシェービッチさんのメッセージ全文 / 東京新聞 
http://lituum.exblog.jp/25016159/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  by setonokaze | 2016-02-17 19:17 | 東京新聞

<< 増え続けるプルトニウム / 東京新聞 核のごみ」どこへ「沿岸海底」が... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE