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川内原発迫る再稼働 規制委審査残る疑念 九電に配慮?情報隠しも 重なる「保安院体質」/ 東京新聞 


今日、
ご紹介するのは東京新聞の記事。
ツイ友が購読しているのを、四電本社前に届けて戴ける。
ちょい遅れだが、重要な情報源

【 要約 】

九電は7日から再稼働に向け、川内原発1号機に核燃料を入れ始める。
これまで避難経路や火山噴火予測の不備が批判されてきた。
規制委員会の各種審査にも疑問符がつけられている。

「このまま再稼働に突き進んでよいのか。見過ごしている欠陥は数多い」
再稼働には3つの審査を通過することが求められる。
1 「原子炉設置変更許可」 原子炉の基本設計や方針などを見る。
2 「工事計画認可」    原子炉の詳細設計を扱う
3 「保安規定認可」    運転管理ルールに関する。

「工事計画認可」
九電が提出した工事計画認可申請書は規制委がHP上で「公開」している。
だが、黒枠の中を白塗りにしている部分があちこちにある。
どの部分を非公開にするかは九電が商業機密などの理由から決めている。
「九電の都合の良いように情報が隠された。これでは認可が妥当なのか否か、
第三者が検証できない」

「制御棒が地震時に正常に働くかという問題がある。
その検証には、制御棒を差し込む配管が地震でどれだけ変形するかという
データを見なければならない。だが、申請書では非公開だ」

九電は配管などが地震の揺れで変形して機能が喪失しないか解析し、
申請書に「問題ないレベル」とみなせる数値を示している。
「規制委は計算過程を記した資料を九電から受け取っていないと言う。
つまり九電の解析を鵜呑みにしただけ。審査に値しない」

・・・・・・・・・
重なる「保安院体質」

法は運転開始から30年を超えた原発について、
事業者に「高経年化技術評価書」と保全計画の策定を義務付けている。
いずれも認可を受けなくてはならない。

川内原発1号機の運転開始は1984年7月。
13年12月 九電は評価書などの認可を申請したが、
認可は現在もおりていない。
既に30年を経過し、認可は再稼働後になる可能性もある。

規制庁の担当者は
「法的には*手続きが完了していなくても、再稼働は可能だ」
実用炉規則には認可を得ていない場合でも、
再稼働を禁じるとは書かれていないためだ。

火山の噴火予測や避難計画のずさんさは、
これまでも再三指摘されてきた。

九大の吉岡教授は
「規制委の審査は保安院より劣る部分さえある」
と批判する。
「米国の原子力規制委は独立が極めて高い。だが、
日本の場合は名ばかりの独立機関で、
委員の人選は官僚の支配下にある。
実際、現在の委員を選んだ官僚は、
旧保安院や旧原子力安全委員会の出身者ばかりだ。
そのうえ、安倍政権は再稼働推進を最優先している。
規制委が旧保安院と変わらない組織になることは目に見えていた」

・・・・・・・・・

なにしろ、
再稼働ありきで、
あらかたの原発を再稼働させるには、
この程度の規制でなければならぬ。
と決めた気配だ。

まあ、一番古いのはこの際、
没とするが、
ほとぼりが冷めれば、
最新型のもうかる大きな原発に建て替えれる。
それで、良いでしょ。

こんなところが
原子力ムラの思惑。
今のところ、
うまく運んでいると
ほくそ笑んでいる。

ストレステスト て、
なんだったんでしょうね。

30年で一区切りが、
40年にします。
例外はまずありませんと、
胸を張ったのが、
モナ大臣。

田中規制委員長は
安全を保障するものではありません。
ゼロリスクではない。

一番安全と信頼性が要求される。
原子力に対する
いや、
核に対峙する姿が情けなさすぎる。

40〜80年に1度核(過酷)事故が起こるはずだ。。







注1)個人の感想です
注2)F1とは福島第一原発の略称。
引用1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
              東京新聞2015年7月3日
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  by setonokaze | 2015-07-16 23:37 | 東京新聞

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