想定外の地下水流入 原発の後始末 ドイツに見る廃炉 ■中■ /東京新聞


今日、
ご紹介するのは東京新聞の記事。
ツイ友が購読しているのを、四電本社前に届けて戴ける。
ちょい遅れだが、重要な情報源

【 要約 】

ちょろちょろと
絶え間ない水音が、地下658メートルの空間に響く。
ドイツ北部ニーダーザクセン州アッセ。
岩塩を掘り出し、ありの巣のように何層にも広がる坑道に、
原発運転に使った資材や消耗品などの低中レベル放射性廃棄物の
ドラム缶が保管されている。

水の正体は坑道から湧き出してきた地下水だ。
一日に流れ込む地下水は家庭用の浴槽で50杯ほど。
一時的にタンクにためて坑道外に搬出しているが、
コントロールしきれていない20リットルが、
より深い場所に置かれた核廃棄物に触れて汚染水となり、
核のごみを日々増やしている。

水の流入は1988年に確認された。
地下水の動向を把握するのは難しい。
「急激に量が増えて岩塩坑道が水没してしまう可能性も
ないとは言えない」
そんなことが起きれば、放射性物質の汚染が
地下水を通じてとどめなく拡散してしまう。

アッセは
廃棄物の最終処分を研究するとの名目だった。
地層的に安定した岩塩坑ならば、無害になるまで
何千年にもわたり安全だと考えられたからだ。
しかし、想定外の地下水流入を受け、ドイツ政府は2010年、
全量の搬出を決めた。

ドイツでは、
低中レベル放射性廃棄物はアッセの西20キロで建設される
コンラート処分場に運び込まれる予定。

一方、
使用済み燃料などの高レベル放射性廃棄物の最終処分は宙に浮いたままだ。

ゴアレーベンの岩塩坑跡は最終処分場として1970年代から有力視されていた。
ところが、アッセのような想定外の事態を懸念した地元住民の反対が強まり、
連邦政府は2013年に計画を白紙撤回。

放射性廃棄物の最終処分は世界各国の課題だ。
22年末までの脱原発を決めたドイツでは、
今後の運転分を含めて核のごみの全量を確定出来る。
処分場の候補地が「際限なく核のごみを押し付けられるのではないか」との
懸念を持たずに済む。
原発の利用を続ける日本とは異なる点だ。

・・・・・・・・・・・・・・

来日したメルケル首相は講演での質疑で、
脱原発の決定について、下記のように述べた。

「私の考えを変えたのは、やはり福島の原発事故でした。

この事故が、日本という高度な技術水準を持つ国で起きたからです。

そんな国でも、リスクがあり、

事故は起きるのだということを如実に示しました。

このため、本当に予測不能なリスクというものがあり、

私たちが現実に起こりうるとは思えないと考えていた

リスクがあることが分かりました。

だからこそ、私は当時政権にいた多くの男性の同僚とともに

脱原発の決定をくだしたのです。

ドイツの最後の原発は2022年に停止し、

核の平和的利用の時代が終わって、私たちは別のエネルギー制度を

築き上げるのだという決定です」

(http://digital.asahi.com/articles/ASH395DKWH39ULPT00F.htmlから)
 
・ ・・・・・・・
ドイツの決断

核の時代が終わり、別のエネルギー制度を築き上げる。
先を見通した決断だ。

先見性が安倍政権とまるで違う。
月とスッポン以上だ。

このまま、この国がエネルギーシフトに遅れをとれば、
その損失は計り知れない。

安倍政権は井の中の蛙。
民は湯でカエル。
情けないよね。

・ ・・・・・・・

アッセ

ドイツで最終処分場になり損ねたアッセ。       参照1
ドイツの叡智を集め決定された。

一番安定した地層とされた、岩塩層が実はぼろぼろで、
20年もしないうちに無数の亀裂が走った。
地下水が染みだした。
想定外。

10万年先まで安定した地層は
どこにもない。
ましてや、火山国で地震国の
この国にあろうはずもない。

対策はセメントを流し込み、ポンプで汲み上げるしかないという。
核廃棄物は取りださねばならぬ。

ドイツ:アッセ核廃棄物貯蔵所に浸水:二進も三進もいかない核のゴミ


・ ・・・・・・・

コンラート処分場

コンラッド Konradの方が正しいのか?
コンラッド鉱山(ザルツギッター)

鉄鉱石の採掘がおこなわれていた鉄鉱床
非発熱性放射性廃棄物の埋設予定地
地質構造 は,ゴアレーベンの岩塩層と全く同じである。
というから心配だ。

地層の上には厚い粘土層が覆っていたにもかかわらず
水がしみでたからだ。
政治的に選定されたようだ。

・ ・・・・・・・

ゴアレーベン

ドイツ ゴアレーベン最終処分場
当時のドイツ最新の知見で最も安全とされた。
安定な岩塩層の中なら大丈夫と1977年に決められた。
それが、2011年に白紙撤回された。
ただ、再度最終処分場に選ばれる可能性はあるという。

・ ・・・・・・・

ドイツの
叡智を集め決定された
はずなのに、
早くも想定外。

沸き出すはずのない水が
沸き出す。

この調子だと
10万年後までの安全など
誰も保証出来ない。

当たり前だよね。。




注)個人の感想です
参照1 かって最終処分場があった 私設原子力情報室 2014/02/16
http://nucleus.asablo.jp/blog/2014/02/16/7224473
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                                 東京新聞2015年3月2日
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当ブログ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-3 2022までに脱原発 ドイツの決断 現地からのレポート
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-2 染みだした核のごみ ドイツは失敗したか5 / 東京新聞
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-1東京新聞 http://lituum.exblog.jp/i34/

0 東電社員達だけが飲んだ ヨウ素剤 証拠写真見つけた。
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  by setonokaze | 2015-03-10 23:30 | 東京新聞

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