消防車による原子炉注水 十分届かず  東電発表 2013年12月13日 /東京新聞

今日、
ご紹介するのも東京新聞の記事。
ツイ友が購読しているのを、四電本社前に届けて戴ける。
ちょい遅れだが、重要な情報源。

F1-1〜3号機 別配管へ流出か
当時、非常用冷却装置が止まり、
原子炉を冷やすために消防車のポンプを使って
冷却水を注いでいた。

東電の解析では、
2号機の核燃料の冷却に必要な水量は
毎時十トン余りだが、同75トンを注水した。
水が炉内に届いていれば、核燃料を十分に冷やすことが
できたはず。
1、3号機も同様の状態。

注水配管から別の配管への分岐は
1号機で10ヶ所
2、3号機で4ヶ所

東電は
「注水が十分できても、メルトダウンが防げたかどうかははっきりしない」
(いつもの、責任逃れトークだ。)


国会事故調 報告書によれば、

2011年3月12日
配備されていた消防車は3台
1台は故障。
1台は地震の影響によって5、6号機から移動させられず。
唯一使用可能だった1台が1号機に充てられた。
しかし、一度も注水が行なわれないまま、
2時30分原子炉圧力容器に破損が生じてしまった。           (146頁)


タイムラインによれば、(消防車の動きを抽出)              参照1

3月12日
01:48  消防車のポンプを消火系(FP)ラインの送水口につなぎ込むことを検討始める。
04:20 1〜4号機側の防護本部脇に津波で故障した消防車があり、そこから、
水を南明(興産)運用の消防車の補給し、原子炉に注水しようとしていた。
05:00 福島第一原発の自営消防隊と南明興産社員が、
1号機のタービン建屋付近に消防車で向かう。
05:46 福島第一原発の自営消防隊と南明興産社員が消火系(FP)ラインから
淡水注入を開始する。
06:30 1号機の原子炉に消防車により消火系(FP)ラインから淡水計2000Lの注入が完了する。
07:55 1号機の原子炉に消防車により消火系(FP)ラインから淡水計3000Lを注入完了
08:15 1号機の原子炉に消防車により消火系(FP)ラインから淡水計4000Lを注入完了
08:30 1号機の原子炉に消防車により消火系(FP)ラインから淡水計5000Lを注入完了
09:15 1号機の原子炉に消防車により消火系(FP)ラインから淡水計6000Lを注入完了
10:52 柏崎刈羽発の消防車1台が福島第一原発に到着する。
6時頃から7時頃にかけて到着した自衛隊の消防車2台とともに、淡水をピストン輸送。
14:56 吉田所長が1号機原子炉への海水注入の実施を指示する。
消防車3台を直列につなぎ、1号機タービン建屋の送水口に消防ホースを接続する作業をする。

15:36 1号機爆発


18:36 1号機原子炉への海水注入のため準備していたホースが損傷して、使用できない
19:04 1号機への海水注入を開始する。
3号機逆洗弁ピットを水槽として消防車3台を直列につなぎ消火系(FP)ラインから淡水注入

3月13日
00:49 3月12日に応援に来た自衛隊員と東電柏崎刈羽原発の人に4Bq以上の身体汚染を確認
0:55 TV会議 東電本社の担当者が長時間注水しているのに1号機の水位が回復しないことから、水位計が壊れているか、原子炉圧力容器か再循環系の配管に穴があいていることを疑う発言。
(穴があいていたら、爆発前に地震であいたことになるか。津波で穴があくことはない)
09:25 3号機原子炉圧力容器への消火ポンプによる注水開始。消防車を利用して消火系(FP)ラインから淡水、ホウ酸入り。
12:27 3号機への淡水100tの注入が完了する。海水注入の準備をする。 
(この時点で、まだ3号機を再稼働、再使用する考えだ。)
17:22 吉田所長が、消防車の使用実態を東電本店に報告。1号機に3台を直列で使用。2号機と3号機に各1台を使用。

3月14日
03:01 TV会議 吉田所長が調達しようとしている消防車が福島第二原発で止まっていることを、福島オフサイトセンターにいる武藤副社長に打ち明ける。武藤は「えっ、2Fで?」と驚く。
本社担当者が、福島第一に向かうはずの大型消防車が福島第二原発で止まっているのは、路面の状況が悪いからだと説明する。
03:47  TV会議 2時30分に正門で4133μSv/hを観測したと報告すると、吉田所長が「うわぁ」と声を上げる。
06:24  TV会議 吉田所長が3号機の原子炉水位が6時10分にダウンスケールしたと報告
「あれじゃん、あれがダウンスケール慕っちゃじゃん、水位が。うぇ!小森さん!」

11:01 3号機爆発




これで、万事休す。

十分、
注水できていたはずが、ドンドンメルトダウン。
水位計がスケールダウン。
原発は配管が、複雑で、どれがどれか分からん状態だったのだろ。
分かり易い水回路ですら、この混乱状況なのだから、
ベントラインは皆目、わけ分からん状態だったろう。
ベント出来るはずが、できなかった。

F1の図面を探しに、
班目委員長はオフイスに戻ったと言うから、
リアルドタバタだ。
F1の正確な図面は残っていないらしいから、
お粗末を通り越している。

製図管理を
したことのある人なら、
分かるが、原図は命。
万一に備えて、写しを別に保管する。
些細な変更も、必ず、原図を修正する。
当たり前のこと。
こんなことも、出来ていない。
核を扱う資格は全くなしだ。

ひとたび、
事故が起れば、現場は戦場と同じ。
いくら、マニュアルを整備したとて、無理な話。

これに、
ヒューマンエラーが重なれば、
どうにもならん。

再稼働と
言うなら、どこかの、誰れかぐらいは
「ブラックボックス」の設置をします。
と言い出すかと期待したが、
規制委員会も、電力も皆さんスルーだ。
F1も、「ブラックボックス」が設置されていれば、
F1は地震で壊れたと
証明ができたのに。。。

「ブラックボックス」が
あれば、次の事故は起るが、
次の次の同じ事故は防げる。
今の原発では無理。





原発やめようよ。







注)個人の感想です。
引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                   東京新聞 2013年12月14日

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参照1  福島原発事故 タイムライン2011-2012 岩波書店 
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当ブログ
0 四電本社前抗議  過去のレポ http://lituum.exblog.jp/i21

1 東電社員達だけが飲んだ ヨウ素剤 証拠写真見つけた。http://lituum.exblog.jp/17909501
2 ラッセル・アインシュタイン宣言  一考察(原発の恐ろしさを思い知る。)
http://lituum.exblog.jp/19980944/
3 メルトダウンしていた米国初の原発 http://lituum.exblog.jp/19675969/
4 原発はもう無理 GEの発言 原文も http://lituum.exblog.jp/18757169/
5 アメリカ合衆国原子力規制委員会元委員長 原発産業は "Going Away" http://lituum.exblog.jp/21285539/
6  トリチウム 染色体異常を起こす 39年前の記事
http://lituum.exblog.jp/21437678
7  小泉元首相、安倍首相らの「原発ゼロは無責任」に反論 講演内容詳細  
http://lituum.exblog.jp/21410321/
8 福1原発はベントになぜ失敗したか 2  ラプチャーデスク
http://lituum.exblog.jp/19279826/

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  by setonokaze | 2013-12-27 23:58 | 東電原発事故

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