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トリチウム 染色体異常を起こす 39年前の記事

今日、ご紹介するのは
実に、39年も前の記事。

トリチウムに関する
気になる記事をツイから見つけた。
古い記事なのだが、よく見つけものだ。
論文の内容が知りたいところだが、
たどり着いていない。


日本放射線影響学会第17回大会1974年10月7日から徳島市で開かれた。記事
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                      書き起こしby lituum

トリチウム 染色体異常を起こす
放射線研で突きとめる 原発廃棄物に警鐘

原子力発電所などから大量に排出される
トリチウム(三重水素)は、
ごく低濃度でも人間のリンパ球に
染色体異常を起こさせることが、
放射線医学総合研究所中井斌(さやか)遺伝研究部長
らによって突き止められ、
七日から徳島市・徳島県郷土文化会館で開かれた
日本放射線影響学会第十七回大会で
□□研究員が発表した。

低い濃度のトリチウムが
人間の遺伝にどのような影響を与えるかを
明らかにしたのは初めてで、
こんご原子力施設から排出される
トリチウムの□がふえるのに伴って
大きな問題になりそうだ。

トリチウムは普通の水素より三倍重い水素。
天然にもわずかに存在するが、
原子炉や核爆発などによって多量に作られ、
普通の水素と同じように酸素と化合して水になり、
生物の体にも取り込まれる。

体内にはいったトリチウムは
ベータ線を出して生物を傷つけるが、
半減期が約十二年と長いことや、
普通の水から分離するのが困難なため、
再処理工場、原子力発電所に
やっかいな放射性廃棄物。

現在わが国では、
原子力施設からの排水中のトリチウムの許容量は
一cc当たり0.00三マイクロキュリーに規制されている。
しかし低い濃度のトリチウムが
生物にどんな(遺伝的影響)を及ぼすか
を調べたデータはほとんどなく、
人間については皆無。

(許容量?)自体も
はっきりした根拠によらずに決められているという。
中井部長らは、
人間の□□から分離した白血球を
(種)々の濃度のトリチウム水で四十八時間培養。
リンパ球にとり込まれたトリチウムが
放射線を出すために起る(染色)体異常を(細)かく観察した。

その結果、
トリチウム水の(濃)度が一cc当たり0.00一マイクロキュリー以下では、
(染色)体異常が見つかった(細胞)の頻度は(普通)(四—五%)と変わりなく、
それ以上□マイクロキュリーまでは
染色体□□のひん
(以下は写真から切れている。残念 □は読み取れず。( )は不確実です。)

(朝日新聞 2013年11月8日)
出典 http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/584.html
b0242956_20181389.jpg

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考察

A  ググってみました。
日本放射線影響学会第17回大会は
日時 1974年10月7日8:00から9日18:00
場所 徳島県郷土文化会館
住所 徳島県徳島県徳島市藍場町2丁目14
世話人 河村文夫 (徳島大学)

実に39年も前の学会発表です。

当時の放医研の様子が分かるもの見つけました。
ショウジョウバエへの低線量急照射実験
研究員の細々とした研究のようだったが、
内容は世界的レベルだ。
(以下一部引用)
遺伝研究部の最初の特研は仲尾義雄初代遺伝研究部長が行ったいわゆる「線引き」でショウジョウバエへの低線量急照射実験である。約53万本の雄X染色体を調べ、8レントゲン以上の線量で致死突然変異率が直線的に比例して増加することを明らかにした。しかし何故か報告論文(Shiomi T Inagaki E, Inagaki H & Nakao Y, 1963. J Rad Res 4: 105-110) には当時の国連報告(1958)で重要課題として取り上げられていた倍加線量についてはまったく触れていない。発表論文のデータからほぼ30レントゲンであることが容易に得られたのに!これは国連報告(1958)の推定値30レントゲンと一致するが、低線量で確認したことに大きな意義があったのである。放射線の遺伝的危険度の推定という観点が万全でなかったとしか言いようがない。しかし、この低線量域での調査研究は群を抜いており、学部レベルの教科書にTimofeeff-Ressovsky et al.(1935), Spencer WP & Stern C(1948)と共に引用されている(Bodmer F & Cavali-Sforza LL, 1976. Genetics, Evolution and Man, WH Freeman and Company, p.172)。 

 当時の研究ノートをみると、Radiation Human Geneticsとして何をするべきか次のメモがあった。研究方法 1. 倍加線量法---放射線リスク推定の間接法。2. 疫学データの収集---古庄敏行博士との協力。3. 関連文献の収集 対象集団 1.被爆者集団---ヒロシマ、ナガサキ。 a. 職業被曝集団。 b. 医療被曝集団。c. 比較的高レベル放射線の地域の集団。研究課題の大項目は漠然としており具体的に何をどう研究するか、当時は暗中模索の状況であった。具体的には研究補助員1名と経常研究費でのスタートとなった。幸いにも私の再入所と同時に放医研にも電算機TOSBAC3400モデル31DACオンライン・システムが導入され、コンピュータ使用料を経常研究費から支出する必要が無くなったのには有難かった。研究場所は第二研究棟2階一番奥の机、椅子、書棚それに黒板のある遺伝研究部遺伝第二研究室であった。
(出典 http://www.primate.or.jp/PF/yasuda2/23.html )
弧 愁 Saudade (07/01/2005) 筑波霊長類 医科学研究センター客員研究員 安田徳一

B  現在(1974年)わが国では、
原子力施設からの排水中のトリチウムの許容量は
一cc当たり0.00三マイクロキュリーに規制されている。

1キュリーは厳密に3.7×1010ベクレル
0.003/cc は11万1000ベクレル/リットル
現在報道されているトリチウムの排出基準は
6万ベクレル/リットル
規制値が11.1万から6万に厳しくなっている。?(計算,時期?)

C  48時間培養での研究だ。
追試で確かめるは容易なことだろう。
どこかの研究室での追試を望む。

D (許容量?)自体も
はっきりした根拠によらずに決められているという。
トリチウムの排出基準がどのように決められたのかも、ググリでまだ分からない。
根拠がはっきりしてないのなら、なおのことかも。。


E  この写真の記事に切れている終わりの部分に、
「現状で心配することは無い」とあるらしいのだが、
確認出来ていない。
39年を経た現在のF1の状況が現在も
「現状で心配することは無い」
とは確認が取れていない。

F  いずれにしても、原論文を見てみたいね。

2015.7.4 追加
原論文にたどり着いた。

低 レベル ・トリチウムの遺伝的効果について 特に染色体異常を中心に
堀 雅明*1, 中井 斌*1(1976年1月30日 受理)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhps1966/11/1/11_1_1/_pdf





注)個人の感想です。
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当ブログ
1 東電社員達だけが飲んだ ヨウ素剤 証拠写真見つけた。http://lituum.exblog.jp/17909501
2 ラッセル・アインシュタイン宣言  一考察(原発の恐ろしさを思い知る。)
http://lituum.exblog.jp/19980944/
3 メルトダウンしていた米国初の原発 http://lituum.exblog.jp/19675969/
4 原発はもう無理 GEの発言 原文も http://lituum.exblog.jp/18757169/
5 アメリカ合衆国原子力規制委員会元委員長 原発産業は "Going Away" http://lituum.exblog.jp/21285539/
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  by setonokaze | 2013-11-09 20:42 | 放射能汚染水

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