甘夏柑で天然酵母の炭酸水を作ってみた。
当家は自然派なのです。
で、色々トライします。
ご紹介は甘夏柑(あまなつかん)の天然酵母の炭酸水。
リンゴ、ミントハーブ、レモン、イチゴから天然酵母を作っていたが、
甘夏柑はたぶんさわやかな仕上がりだろうと、
挑戦です。
1. 使う水
水道水。ミネラルウオータで可。
煮沸消毒する。
今回も、砂糖をあらかじめ溶かして、砂糖水にした。
2. 器具も煮沸消毒する。
瓶、蓋も、まな板(小さいもの)、包丁、甘夏柑を瓶に入れるフォーク。
3. 手は石けんでよく洗う。(雑菌を除く)
4. 消毒した瓶に、甘夏柑をぶつ切りにして入れる。瓶に1/4位が目安。
甘夏柑は無農薬のものを入手。
1個で十分。
甘夏柑は水洗い、洗剤は使わないこと。
ヘタは大きめに切り落とす。
酵母は甘夏柑の表面に生息している。
5. 砂糖水を入れる。甘夏柑が浸ればいいが、始めは空気は少ない方が良い。
発酵が進めば、空気が多くても雑菌は増えない。
6. 砂糖水は、耐熱(ガラス)カップか、ステンレス鍋に水を入れ、
少し温めて、砂糖を大さじ1〜2杯。
大きめの上蓋をのせ、(のせるだけ、密封はあぶない、冷えたとき吸い付く蓋もだめ。)
沸騰させ、冷やす。
砂糖は普通の砂糖を使用。
7. それを、3日間冷蔵庫に入れる。
8. 冷蔵庫に入れている間は何もしない。
9. 冷蔵庫に入れるのは、雑菌を減らすため。
10. それから、常温に放置。
室温が低いときは湯たんぽする。
11. 朝晩、2回、瓶の蓋を軽くゆるめ、ガス(炭酸ガス)を抜く
シュワッと泡がでる。
12.重要な安全上の注意。
11の操作をしないと、発生するガスで瓶が爆発する可能性がある。
瓶の蓋はごく軽く締めておく。
念のため、瓶は爆発してもよいところに保管する。
瓶の扱いは安全のため手袋をする。
13. 11の操作のあと、瓶を2〜3回上下逆さまにして、
空気を送り込み。発酵を助ける。発酵には酸素が必要のため。
空気不足は嫌気性の菌の発酵になる。これはたぶん不味い。
14. そして、1週間。出来上がり。
雑菌が増えれば、味が変になるので、失敗だ。
15. さらに、醗酵を進めれば、乳酸菌か酢酸菌が増え、酸っぱくなる。
16. 最終的にはお酢になる。甘夏柑酢だ。
17. 砂糖は発酵で消費されるので、甘さはほんのりだ。
仕込んだところ。甘夏柑(甘夏柑は写真の半分位がいい。苦くなるから)
10日目 蓋を開けると、しゅわっと発酵の炭酸の泡が出る。
白く濁っているのは酵母。
試飲する。
発酵は十分なのだが、夏柑の苦みが強い。ん〜どうしよう。。
甘夏柑の酵母は。甘夏柑(の皮)が多いと苦みがでる。
甘夏柑を半分に減らして、
試飲を繰り返して、段々まろやかになってきた。
今は、お気に入りの、さわやかな。すっきりした甘夏柑酵母味だ。
そのままでも良し。
炭酸水を加えても良しだ。
砂糖水は試飲した分追加補充する。
2/3試飲したら砂糖水を補充した。
前回のブログの続きのご報告
左はイチゴ、右はレモン。
レモンは3月14日のブログのものだから、3ヶ月前のものから、注ぎ足し、注ぎ足しで今も、風味もあり、酵母も元気。レモンは1ヶ月前に2/3新しいレモンと入れ替えてみた。問題はない。
まだまだ、続けられそうだ。
イチゴは5月23日のブログのものだから、1ヶ月前。
すっかり色が抜けではいるが、まだ、イチゴの香りはする。
腐ってはいない。
だが、酵母の動きが低下したので泡のでも弱い。
もう限界かも。。
新しい無農薬イチゴがないので、補充が出来ない。残念。
また、来春トライだ。
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当ブログ
5. イチゴで天然酵母の炭酸水を作ってみた。http://lituum.exblog.jp/20484871/
4. レモンで天然酵母の炭酸水を作ってみた。http://lituum.exblog.jp/20153043/
3. ミドリムシのカステラ 食べてみた。http://lituum.exblog.jp/18296335/
2. 白味噌と山椒のカステラ食べてみた。http://lituum.exblog.jp/18321127/
1. 冬のビールはHOTがいい。http://lituum.exblog.jp/19805423/
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by setonokaze | 2013-06-25 23:44 | 天然酵母