福島を知りたければ、チェルノブイリに学べ 第5編

福島を知りたければ、チェルノブイリに学べだ。

隠蔽されたこと、被曝、事故の始末。
福島の25年後が透けて見える。

1人が1回に作業出来る時間はわずか数分間。
ロボットは放射能で動かない。
フイルムに放射線が映る中
“バイオロボット”なる生身の人間が動員される。

口の中に金属の味を感じた。
これは福島でも。。

福島とチェルの相似点はいくつも。。



次の事故が起る前に原発はやめた方がいい。

引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                          テロップ書き起こしby lituum

チェルノブイリ(連鎖爆発阻止)の闘い (5_7)

(July 1986 Industrial Zone Reactor No. 4 )
現場では1日の休みのなく大がかりな作業が続きました。
30万立方メートルの汚染土を穴に埋めて、セメントで覆ったのです。
爆発した4号炉のすぐそばでも、ひたすら作業は続きました。
事故から8時間後も除染作業は続きました。
放射性物質を永久に封じ込めるためには、建物全体を隔離するしかありません。
L・ポルチャコフは4号炉を覆う構造物の設計を担当しました。
長さ170メートル高さ66メートルの巨大な石棺です。

前例のないプロジェクトでした。
(Lev Boxharov Engineer )
大量の放射能で汚染された場所でろをすっぽり覆うような
構造物を建造するのですからね。
通常なら数分しかいられない危険な環境下で、
巨大な建造物を建造するのは極めて困難です。
作業にあたる人々は非常に深刻な生命の危機に直面することになります。

(August 1986 )
チェルノブイリの爆発事故から3ヶ月が経過していました。
いよいよ最後の闘いが始まります。
放射能が多いため作業にはロボットが導入されますが、機材の設置には人手が必要です。
1人が1回に作業出来る時間はわずか数分間。
1秒ごとに死の危険は高まります。
アーム付きの作業車です。不格好なのは我々の手作りだからです。
少しでも兵士の被爆量を減らすため運転台は鉛で覆いました。
石棺の建設の使う鉄骨は遠方からも運び込まれ、
ジグソーパズルのように現場で組み立てられました。
鉄骨は重量150トン長さ70メートル支柱は高さ45メートルです。
これが使用したクレーン、かなり大きいでしょう?
現場にとどまれる時間はわずかです。
少しでも手順を誤れば、組み立て作業ははかどりません。
最悪の条件の中、作業は進みます。
10万立方メートルのセメントが投入されました。
ここで問題が発生作業が停止します。
屋上に散乱する汚染物質が原因です。

(September 1986 Roof of reactor No.3 )
「あそこにある塊が問題だ。500レントゲンもある。」
「そっちは1000レントゲンだ。」
「これ以上とどまるのは危険だ」
「早くしろ、急いで建物に入るんだ」
爆発で粉々に飛び散った減速材のグラファイトの小さい塊は
短時間で人命を奪うほどの高い放射能を帯びていました。
しかし、除染しなければ建設作業は行えません。
「ここは放射能が強すぎる。」
「人間が作業するのは不可能だ」
「ロボットを使おう」
ロボットが屋上からガレキを落として、
地上で別のロボットがそれを穴に埋めます。
しかし、数日後放射能の影響で電子系統が故障。
突然停止したり、誤動作を起こすようになります。
1台は屋上から落下しました。
「回収はできたのか?」
もはや、人間が代わりを務めるしかありませんでした。
いわゆる“バイオロボット”です。

(17 September 1986 Under the roof of block No.3 )
彼らは3号炉の屋上での作業に向かう兵士たちです。
全員が20代の予備兵で、作業のため特別に招集されていました。
現場の汚染状況は最悪でした。
指揮を執るタラカノフ少将が全員の防護服を点検。
これはすべて前夜兵士たちが手づくりしたものでした。
背や腹だけでなく、つま先に至るまで鉛で覆いました。
ヘルメット、ベータ線を防ぐマスク、特殊エプロン、二重に防護されたグローブ。
総重量は30キロ近くに及びました。

「医療検査は合格したか?」
「はい」
「問題はなにもないな?」
「では、早速、始めよう」
「同志諸君、きいてくれ」
「2日前、私も屋上に出たが、何一つ問題は起きていない」
「心配しなくていい」
「私が元気なのが、何よりの証拠だ」
もちろん中には抵抗する若者もいましが、
私たち予備兵に任務を断る権利はありません。

私自身はこれが自分の任務だと納得していました。
(Alexander Fedotov Bio-robot )
汚染の世界的な拡大は誰かが止めなければなりません。
絶対にね。
作業は2週間続きました。
1回の作業は通常で2〜3分間
特に危険な時は40秒に抑えました。
犠牲を最小限に食い止めるよう努力したのです。

サイレンが鳴ると士官1名と兵士8名が出動。
できる限り手早くがれきを屋上から落とします。
「もっと慎重にやるんだ」
屋上の放射線量は1時間当たり推定7000レントゲンでした。
外にいられる時間はあまりに少なく作業はほとんど進みません。
働きアリのように次々と交代して、がれきを落としました。

全員が最善を尽くして、放射能と必死に闘ったのです。
10分ごとにバイオロボット部隊は交代しました。
10日間の作業員総数は3500人。
C・フェドドフとコンスティンは5回屋上に出ました。
1500レントゲンもある塊を持つため
夜は拳を握れないほど、手が痛みました。
最初に屋上に出た時は大きな衝撃を覚えました。
放射線物質が散乱した光景はまるで別の惑星のようでした。 

手が震えましたね。
私は夢中でその様子をカメラに収めました。
この写真には放射能が写っています。
写真の下から立ち上がっている白い光がそうです。
屋上に出ると目が痛くなり、口の中に金属の味を感じました。
許容量を超えて被爆した証拠だと思いました。
歯の感覚が一切なくなり口が空洞になったようでした。
かみ合わせの音も聞こえず、鉛の味だけがしました。
20年経った今でもあの味は忘れられません。
ロボットの代わりに作業にあたった兵士の多くが、
この奇妙な味を経験しています。
彼らは命を削りながら休みなく除染作業を続けました。
本来なら1人が1時間で行える仕事に60人の作業員が必要でした。

                 (つづく)

チェルノブイリ 連鎖爆発阻止の闘い5 7

チェルノブイリ原発事故の放射能汚染による被爆者と石棺までの動画
社長のブログ http://shachoublog.net/nyu-su/cherunobuiri-douga.html より
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当ブログ
7編あります。順次UPの予定です。

福島を知りたければ、チェルノブイリに学べ 
第1編 http://lituum.exblog.jp/20372694/
第2編 http://lituum.exblog.jp/20378293/
第3編 http://lituum.exblog.jp/20381544/
第4編 http://lituum.exblog.jp/20389517/
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きれいな元画?見つけた。こちらは10編。

1/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=dGZg9oAnc9I&list=SPABE2AE88CAC68D82
2/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=4pxIFjcC3YU&list=SPABE2AE88CAC68D82
3/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=_L4IX6X14IU&list=SPABE2AE88CAC68D82
4/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=SxTaGihu4kU&list=SPABE2AE88CAC68D82
5/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=5-LcjVRGIws&list=SPABE2AE88CAC68D82
6/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=gNXX6U95CpA&list=SPABE2AE88CAC68D82
7/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=l7mzoKLIvP8&list=SPABE2AE88CAC68D82
8/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=gT_Oqba3aNM&list=SPABE2AE88CAC68D82
9/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=GrcUveeiL6k&list=SPABE2AE88CAC68D82
10/10 チェルノブイリ連鎖爆発阻止の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=UHi0rPJYy5c&list=SPABE2AE88CAC68D82
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追加)2013.8.2 チェリノブイリを チェルノブイリに用語統一。

  by setonokaze | 2013-05-06 08:00 | チェルノブイリ

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