福島原発による重篤な海洋汚染の始まり イボニシに異状

今日ご紹介するのは 
3月27日の朝日の7面に
あった囲み記事。

イボニシ(巻き貝)がいないと言う事は          参照1
原発近くでは、弱小生物の減少が始まっている。


国立環境研究所の調査で
福島原発のある沿岸30キロで
普通に生息するイボニシ(巻き貝)が
いないと言う。

放射性物質の影響かどうかは不明と言うが、
状況証拠としては十分だろう。

昨年4〜8月に
国立環境研究所と放射線医学総合研究所などが
共同で調べたとあるから、
原発の海洋生物への影響の調査をしたに間違いない。
その結果、予想通り、影響を見つけたので、
学会での発表だ。

イボニシは
環境を調べるには最適の様だ。

イボニシは肉食性、
岩に固着する貝類(特にカキやカサガイ類など)や
フジツボ類を好む。とあるから、
食物連鎖の上位。影響を受けやすい。  

環境ホルモン(トリブチルスズ)よる影響で、イボニシの
メスの362個のうち233個、(75%)からオス化が発見されている。
イボニシは環境汚染の指標だ。              引用3、引用4

イボニシがいなくなったと言う事は、
その地区の環境が汚染されたと言う事。
F1原発による放射能汚染が深刻だと言う事だ。

福島原発事故ではチョウの異常も                 
琉球大チームによって報告されている。             引用5
放射能に強いとされた、昆虫の異状だ。

F1からの放射性物質の流出は
まだ、止まっていない。
流出汚染が続けば、
半減期の長い核種の蓄積が増加する。
これは
長期に渡る重篤な環境汚染を意味する。

東電は、
地元漁業組合との話し合いが
つけば、汚染水を海に流すと言う。
環境汚染とひきかえにお金で
解決しようと言うのだろうが、

これでは、
汚染の根本解決にならない。
次世代に、
きれいな環境を引き継いでもらう事が
出来ない。
由々しき事だ。


原発は次の事故が起る前にやめよう。


注)個人の感想です。
引用1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                朝日新聞2013年3月27日
b0242956_41028.jpg

引用2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
            スポニチ [ 2013年3月27日 06:00 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/03/27/kiji/K20130327005484400.html

福島原発周辺でイボニシ消えた 全国に棲息の巻き貝
東京電力福島第1原発周辺の南北約30キロの範囲で、巻き貝の一種イボニシが全く見つからなかったことが26日、国立環境研究所の調査で分かった。イボニシは日本各地に棲息しており、ほかの調査地域では大半の地点で確認できたという。

 同研究所の堀口敏宏室長は「東日本大震災の津波の影響だけでは説明がつかない現象だ。放射性物質の影響の有無を含め、原因を調べる」と話している。2012年4~8月、岩手県から千葉県の沿岸43カ所で、貝類などの生物の状況を調べた。

引用3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野生生物等における内分泌攪乱の実態の解明
巻貝等における内分泌攪乱の実態の解明
国立環境研究所 堀口敏宏
http://www.nies.go.jp/archiv-edc/edrep/report/3-1-18-1.htm

【要 約】
 1999年7月現在、新腹足類32種及び中腹足類7種の計39種においてインポセックスが観察された。そのうち、イボニシに関して全国調査と定点観測を併行して実施した結果、①全国的には有機スズ汚染の緩やかな軽減傾向が見られたものの汚染はなお継続している、②インポセックスが全国的になお広範に出現している、③個体数の見かけの増加はインポセックス症状の改善の結果ではなく浮遊幼生の斃死率の低下によると示唆された。バイについて対照海域と漁獲量激減海域から入手した試料におけるインポセックスの出現率は、それぞれ、14.6%及び97.6%であった。また漁獲量激減海域において1988年12月から1989年11月にサンプリングされたバイの生殖巣組織を検鏡した結果、雌で性的成熟度の抑制と精子形成(92検体中6検体)が観察され、これが産卵量の減少と漁獲量激減の主因であると推察された。卵巣から著しく高濃度のTPTが検出され、インポセックス個体における卵巣中の有機スズ濃度(TBT及びTPT濃度の合計値)とペニス長との間に正相関が観察された。アワビ類について、マダカアワビを主たる対象に対照海域と漁獲量激減海域から定期的にサンプリングして生殖巣の病理組織学的観察を行ったところ、対照海域の試料では雌雄が同時期に性成熟盛期に達する明瞭な生殖周期が観察されたのに対し、漁獲量激減海域の試料では、性成熟盛期の雌雄間でのずれと雌の性成熟の抑制、雌の約20%(54検体中11検体)での精子形成などの雄性化現象が観察された。これはペニス形成を伴わないもののインポセックスと本質的に類似した雌の雄性化現象であると考えられた。メガイアワビに関しても上述のマダカアワビに関する知見と同様の知見が得られた。対照海域のメガイアワビを漁獲量激減海域の造船所近傍(有機スズ汚染が顕著な海域)に移植して7ヶ月後に取り上げた結果、移植の前後で体内有機スズ濃度の顕著な増加と約90%(17検体中15検体)の雌で精子形成などの雄性化が観察されたため、有機スズ化合物がアワビ類の雌の雄性化を引き起こすことが強く疑われる。

引用4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
環境ホルモン調査・イボニシのインポセックス  岩崎 まゆみ
http://www.cla-kantou.jp/takumi/0405/takumi0405.html

引用5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
47news  2012/08/10 19:20  http://www.47news.jp/47topics/e/233375.php

原発事故でチョウに異常 琉球大チーム調査 
東京電力福島第1原発事故による放射性物質の影響で、チョウの一種「ヤマトシジミ」に遺伝的な異常が出たとする調査結果を琉球大の大瀧丈二准教授(分子生理学)らの研究チームがまとめ、10日までに英科学誌電子版に発表した。
 ヤマトシジミは人が生活する場所に多く生息する。チームは昨年5月と9月、福島県内のほか茨城、東京など計10カ所で採集した。
 5月に集めた成虫144匹から生まれた卵をふ化させて育て、孫の世代まで調べたところ、いわき市や広野町など福島県内のチョウは、子の世代で死ぬ確率がほかの地域に比べ高かった。線量が高い地域ほどオスの羽のサイズが小さくなっていた。子の世代では全体の約2割で羽の配色パターンや斑点の数などに異常があり、親の世代よりも1・5倍高い発生頻度だった。
 9月に採集した成虫約240匹では、子の世代の約5割で異常が見つかった。
 事故による放射性物質の影響がほとんどないとみられる沖縄のヤマトシジミに低線量の被ばくをさせた実験では、同様の異常が出た。
 大瀧さんは「昆虫は低線量の放射線に強いと言われていたが、ヤマトシジミは弱いことが分かった。事故が周辺の自然に影響を与えているのは間違いない」と話している。
(共同通信)
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参照1 イボニシ
(疣辛螺・疣螺) Thais clavigera は、腹足綱 アッキガイ科 に分類される肉食性の巻貝の一種。極東アジアから東南アジアの一部まで分布し、潮間帯の岩礁に最も普通に見られる貝の一つ。しかし分類学的には未解明の部分もあるとされる。他の貝類を食べるため養殖業にとっては害貝であるが、磯で大量に採取し易いために食用にされたり、鰓下腺(パープル腺)からの分泌液が貝紫染めに利用されたりする。wiki
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  by setonokaze | 2013-03-28 04:07 | 放射能汚染

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