メルトダウンしていた米国初の原発 

メルトダウンしていた米国初の原発 

朝刊読んでいて、見つけた。
朝日7面下段だから、見落とすところだ。
12月14日の記事。

炉心溶融から53年後 セシュウム1000倍 
米の原子炉敷地内で検出
がん発生について懸念。

燃料棒43本中の13本が溶融した。
53年後も
ヨウ素131とセシウム137が放出されたとされる。
ヨウ素131の半減期は8日。セシウム137の半減期は30年。
にもかかわらずだ。

世界最大級の原発事故を起こしていた           wiki
米国初の発電用原発が大失敗していた。
事故は1959年7月13日夕刻に発生。
2週間に渡りとある。                  説明1

原因はテトラリンC10H12の漏洩とあるから、
ナトリウムの冷却媒体に使用していたのか。        説明2
ナトリウムの冷却が出来なければ、
炉心の冷却が出来なくなる。
水を注入すれば大爆発だ。
水での冷却は出来ない。
それで、メルトダウン。

事故があったのは、ロス郊外50kmのシミバレー。
10基あった原子炉は全て解体されている。

そして、
この重大なアメリカ初の原発のメルトダウンは
隠蔽されることになった。                 

1979年UCLAの学生が事故を発見した。   
実に20年間も、隠されていた。
アメリカにして、この隠蔽である。
1989年に作成された米エネルギー省の報告書 
2011年時点で詳細は不明と言う。
米エネルギー省のウエブサイトからは
全ての情報が削除されていると言う。
どこまで、汚染が進んでいるのだろう。
除染をしたはずなのに、これだけの汚染。      参照2
福島で政府の音頭で行なっている
除染効果が危ぶまれる内容だ。

全ての燃料棒がメルトダウンした
F1より軽い事故で、このような大事故。

F1は人類史上初めての三基半の原発事故。
直ちに政府が何もかかったことにしようとした訳だ。
だが、その被害は徐々にあぶり出されることになるのだろう。

暗澹たる想いだ。





注)個人の感想です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参照1  サンタスザーナ野外実験所      wiki
1947年にアメリカ政府と提携した民間企業が設立したカリフォルニア州ロサンゼルス市郊外約50kmのシミバレー[1]にあった1150ヘクタールの広大な総合研究施設である。1949年から2006年までスペースシャトルの液体推進ロケットを、1953年から1980年まで原子炉を、1966年から1998年まで液体金属炉の研究を行っていた。当研究所では10基の原子炉があったが原子炉は80年までに全て解体されており跡地は航空大手のボーイングが所有している[2]。

参照2  http://atmc-tokyo.com/radiation/9258/

説明1  よく2週間で収束出来たものだ。スリーマイルと同じように、原子炉の底は抜けずに、原子炉内で収束したのだろう。単に幸運に恵まれたのか? だから、人知れず、廃炉に出来たのだろう。

説明2 ナトリウムは水で直接は冷やせない。熱交換器を介するにしても、交換器が破れたら、爆発的に反応する。ここで、ナトリウムをテトラリンで冷やし、テトラリンを水で冷やす。テトラリンは蓄熱材として使う。これでナトリウムを間接に水で冷却出来る。だから安全としたのだが、テトラリンが漏洩したため、ナトリウムの冷却が出来ず、炉心溶融、メルトダウンした。裏目になったのだろう。(推測です。)
2012.12.18.  加筆 
2016.1.26  追加
第4地区で1957年からロケットダイン社、後にアトミックス・インターナショナル[3]がナトリウム冷却原子炉の運用を行っていた。米国初の発電用原子炉であった。

ナトリウムを一次冷却に使えば、
軽水炉のような核汚染水の発生はない。
このことを考慮しナトリウムを使用したのだろう。
この点では優れたアプローチだった。

だが、
いとも簡単にメルトダウン。
軽水炉が主流となるが、
核汚染水とりわけ、トリチウムの発生は避けられないことになった。

特に、PWRでトリチウムの発生が多い。
商用炉でのトリチウムの除去は経済性から致命的。
トリチウムは外部被曝は低いとして、処理なし運転に踏み切った。
だが、近年、トリチウムの内部被曝、生体への影響が明らかになり、
問題化している。

311後、
原発は商用炉としては、安全対策を完璧にしようとすれば、
コスト高となり、成り立たない。

引用1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                 朝日新聞 2012年12月14日7面
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引用2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
              毎日新聞 2012年3月9日
米国:ロス近郊で高濃度セシウム検出…核施設の跡地
http://mainichi.jp/select/world/news/20120309k0000m030079000c.html
(残念ながら、既に削除されている。2012.12.17確認)

1959年に実験用原子炉で燃料溶融事故を起こした米ロサンゼルス近郊の核施設「サンタスザーナ野外研究所」の跡地でこのほど、最高で米環境保護局(EPA)が基準とする濃度の1000倍近い土壌1キロ当たり約7300ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが8日、分かった。

汚染実態を調べているEPAがことし2月、周辺住民に示した中間結果を共同通信が入手。

現場付近は事故後に除染作業をし、米政府は80年代、農地としての利用や居住も可能になったと表明。しかし、長年健康不安を訴えてきた周辺住民の強い要請で詳しい調査の実施が決まった。

  by setonokaze | 2012-12-16 11:22 | 原発

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