福1原発はベントになぜ失敗したか 2  ラプチャーデスク

ラプチャーデスクで
このブログを読んで下さっている貴方。
かなりの通。

あまり、深く出来ません。
ここまでが、限界のようです。
ある圧力容器の専門家のブログで、
3.11の後、5月頃、既に、
ラプチャーデスクについて、論じていました。
しかし、既に、削除されていました。

ベントしようとしたが、
ラプチャーデスクの為に、ベントが出来ない。
そりゃ、そうですよね。誤ってベント弁を開いても、
放射性物質を排出させない為に、
ラプチャーデスクをベント弁の先に取り付けていたのですから。
ベント出来る訳がありません。
決してやってならないことだ。

安全神話を確かなものにする為の手段だった。
だが、
これは
悪魔の囁き。

安全装置を無力化させるもの。
その設定圧力も問題だが、
全容はまだ明らかになっていない。


このラプチャーデスク、
ほとんど、マスコミは報じていない。
中日新聞に記事を見つけました。
もう1紙報道した記憶があるのですが、
キープしそこねた。
これも、残念。
大手新聞は無視した様だ。
いまだにだ。

事故報告書の記述は見つけた。       参照1

3号機 3月13日午前5時過ぎ
「ラプチャーが開くのを待っているところ」と言う。

だが、
格納容器は、
手動で弁を操作するシステム。
しかも、遠隔操作。
電気がなければ、電磁弁も、電動弁も、コンプレッサーも動かない。
バックアップのバッテリーも枯渇。
そして、壊れた。
福島第1原発の事故は起るべくして起った。

ラプチャーデスクは
沸騰水型軽水炉(BWR)を使う東北電力、北陸電力、中部電力、中国電力、日本原子力発電の原発にも同じような装置が設置されていると言う。
危うい話だ。

にもかかわらず
次々と、原発を再稼働させようとする政府、電力会社、原子力ムラ。
どう考えても、おかしい。

原発は もう、やめにしようよ。
次の事故が起る前に。。

次の事故は
今回の事故とは違うパターンで起る。
今回の事故の対策をしたから、
大丈夫と言うのは拙速だ。

省エネルギー、省電力が新たな産業になるは自明。
人類が生き延びるには、脱原発は必須だ。







参照1. 福島原発事故独立検証委員会調査・検証報告書 29-32頁
注)個人の感想です。
・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・

福福島第一事故 安全装置 ベント妨げる 配管ふた 設計問題 テレビ会議映像 対応遅れ炉心溶融
2012.08.29 朝刊 1頁 1面 (全873字) 


 昨年三月の東京電力福島第一原発事故で、早い段階で原子炉への注水に向け、ベント(排気)をしようとしたのに、配管の途中にある安全装置の設計が悪く、対応が遅れる大きな原因になっていたことが、東電の社内テレビ会議映像から分かった。放射能を閉じ込めるための安全装置が、逆に事故を深刻化させていたことになる。
 事故では、2、3号機とも高圧で注水する装置が使えなくなり、消防車などで注水しようとしたが、原子炉(圧力容器)の圧力が高く難航した。
 炉の圧力を下げるには、格納容器に蒸気を逃がす弁(SR弁)を開け、合わせてベントをする必要がある。だが、ベント配管の途中に設置されている「ラプチャーディスク(破裂板)」と呼ばれるステンレスの円板が、ベントの障害となった。
 ディスクは、配管にふたをする役目をしており、一定の圧力がかからないと破れない仕組み。誤ってベント弁を開けてしまっても、放射性物質が外部に漏れ出さないようにするのが目的だ。
 しかし、ディスクの設定圧力が高すぎ、早く炉の減圧とベントをして一刻も早く注水をしたいのに、なかなかディスクが破れず対応が遅れ、その間にも核燃料が過熱していく悪循環を起こした。
 テレビ会議の映像には、「ベント前に炉心損傷ということになっちゃう」(十三日午前五時すぎ、3号機への対応で)、「ラプチャーが開くのを待っているところ」(十四日午後十時ごろ、2号機への対応で)など、もどかしい現場の様子が何度も出てくる。
 東電の宮田浩一・原子力安全グループマネジャーは「ベントをしたいと思った時にできなかったことが最もつらい状況だった」と振り返る。
 経済産業省原子力安全・保安院は事故の反省を踏まえ、ディスクがベントの妨げにならないよう見直すべきだとの考えで、原子力規制委員会に対応を引き継ぐ見通しだ。
 北海道大の奈良林直教授(原子力工学)は「欧州ではディスクを迂回(うかい)するルートを設け割れなくてもベントをできるようにしている国もある。日本はこれまで『格納容器から漏らさない』との呪縛にとらわれており、それが設計にも反映されていた」と話している。
中日新聞社

福島第一 ベント安全装置 密閉優先あだ 5電力でも同構造
2012.08.29 朝刊 2頁 2面 (全1,009字) 

 東京電力福島第一原発事故で、2、3号機への注水など対応の遅れを引き起こしていたのがベント(排気)配管に設置された一枚のステンレスの板だ。安全のための装置だが、頑丈すぎる設定で、逆の結末に。調べてみると、沸騰水型軽水炉(BWR)を使う東北電力、北陸電力、中部電力、中国電力、日本原子力発電の原発にも同じような装置が設置されていた。
 ラプチャーディスク(破裂板)と呼ばれるステンレス板は一九九二年、原子力安全委員会が過酷事故対策を検討し、設置されることになった。誤ってベント弁が開いても、一定の圧力がかからないと、ディスクが破れず、配管にふたがされた状態を保つ。格納容器内の気体を外部に出さない安全装置だ。
 しかし、今回の事故では逆に作用した。
 福島第一3号機を例に取ると、高圧で原子炉に注水する非常用冷却装置が機能を失い、昨年三月十三日午前四時すぎ、核燃料が水から頭を出し始めた。
 現場に残された手段は、低圧のディーゼル駆動ポンプや消防車。これらを使い、早期に注水が再開できていれば、炉心溶融という重大事故は防げた可能性は十分ある。
 ただし、ポンプの注水能力は六気圧程度しかないため、現場は炉内の蒸気を格納容器に逃がし、六気圧より下げて一刻も早く注水をしたかった。
 問題は格納容器に出た蒸気をベントで排出すること。ディスクは五・三気圧の力がかからないと破れないのに対し、午前五時すぎの格納容器の圧力は三気圧強。ディスクを強制的に破ったり、迂回(うかい)したりする手段はなく、ベントできない状態だった。
 このため、炉心溶融が始まっているのを知りながら、同九時すぎまで格納容器の圧力が高まるのを待つしかなかった。
 ベントの配管を備えた沸騰水型の原発について、ラプチャーディスクの設定圧の状況を表にまとめた。
 出力や格納容器の大きさには差があり、単純には比較できないものの、ディスクが破れるには四・一~五・五気圧の力が必要な設定になっていた。
 福島第一3号機で何とか注水を復活したかった時の格納容器内の圧力が三気圧強だったことを考えれば、ディスクがこんな設定でいいのか疑問も残る。
 海外の沸騰水型の原発では、もっと設定圧が低かったり、非常時にはディスクを通らない別のルートを用意したりする事例もある。
 ある電力会社の幹部は「放射性物質を少しでも外に漏らしたら大問題になる。閉じ込めることしか考えなかったかもしれない」と振り返った。(榊原智康、永井理)
中日新聞社

福島第1事故 安全装置がベント阻害 設計に問題 注水遅れる
2012.08.29 朝刊 2頁 2面 (全654字) 

 昨年三月の東京電力福島第一原発事故で、早い段階で原子炉への注水に向けベント(排気)をしようとしたのに、配管の途中にある安全装置の設計が悪く、対応が遅れる大きな原因になっていた。東電の社内テレビ会議映像から分かった。放射性物質を閉じ込めるための安全装置が、逆に事故を深刻化させた。
 事故では、2、3号機とも高圧で注水する装置が使えなくなり、消防車などで注水しようとしたが、原子炉(圧力容器)の圧力が高く難航した。
 炉の圧力を下げるには、格納容器に蒸気を逃がす弁(SR弁)を開け、合わせてベントをする必要がある。だが、ベント配管の途中に設置されている「ラプチャーディスク(破裂板)」と呼ばれるステンレスの円板が、ベントの障害となった。
 ディスクは、配管にふたをする役目をしており、一定の圧力がかからないと破れない仕組み。誤ってベント弁を開けてしまっても、放射性物質が外部に漏れ出さないようにするのが目的だ。
 しかし、ディスクの設定圧力が高すぎ、早く炉の減圧とベントをして一刻も早く注水をしたいのに、なかなかディスクが破れず対応が遅れた。
 テレビ会議の映像には、「ベント前に炉心損傷ということになっちゃう」(十三日午前五時すぎ、3号機への対応で)、「ラプチャーが開くのを待っているところ」(十四日午後十時ごろ、2号機への対応で)など、もどかしい現場の様子が何度も出てくる。
 経済産業省原子力安全・保安院は事故の反省を踏まえ、ディスクがベントの妨げにならないよう見直すべきだとの考えで、原子力規制委員会に対応を引き継ぐ見通しだ。
中日新聞社
緊迫ビデオ 修整だらけ 東電会議公開 社長の顔さえぼかす 加工1700か所
2012.08.07 東京朝刊 39頁 写有 (全2,159字) 

 東京電力は6日、福島第一原発事故直後、本店や現場をつないだテレビ会議の録画記録をようやく公開した。だが映像や音声は不鮮明で、ぼかしが多く、公開された記録も全体の一部にとどまるなど、同社の後ろ向きな姿勢を感じさせた。〈本文記事1面〉
 記録は計150時間分で、東電によると、このうち音声1665か所、画像29か所で処理が施されている。同社は「社員個人のプライバシーを守るためで、意図的ではない」としている。
 しかし、清水正孝社長(当時、以下同じ)の顔さえ判別できないぼかしもあり、表情が読み取れない場面もある。音声も随所で「ピー音」が入ったり、途切れたりしている。
 画面は6分割されている。本店や第一原発などをつないでテレビ会議が行われていたためで、画質はもともと粗い。だが、映像会社の技術者は「1号機の海水注入を巡る場面で、第一原発の吉田昌郎(まさお)所長が両手でバツ印を出す場面があるが、手の部分だけが不鮮明だ」として、必要以上に加工しているのではないかと疑いの目を向ける。
 そもそもテレビ会議の記録の公開は、報道機関が事故直後から求めてきた。東電は「社員のプライバシー」を理由に拒否。今年6月27日に就任した新経営陣の判断で公開が決まった。しかし、〈1〉録音・撮影禁止〈2〉役員を除く社員の個人名は報道しない--などの条件を付け、違反すれば映像視聴、東電の記者会見への参加は禁止するとした。
 しかも、当初は、視聴期間は5日間とし、生の映像を視聴できる記者を1社1人に限定した。枝野経済産業相が改善を指示して、約1か月にのびた。
 日本新聞協会は東電に対して無修整で全面公開するよう申し入れたが、公開映像は実質5日分にとどまった。情報公開に後ろ向きなこうした姿勢は、公開された記録の中にもあった。
 3号機の水素爆発の可能性が指摘される中、勝俣恒久会長が東電幹部との電話で、「国民を騒がせるのがいいのかどうかの判断だけど。次の記者会見でそれ(水素爆発)を聞かれたら、否定するよ、やっぱりあり得ないと」と語っている。
 ◆「賭けだな」「おい吉田、ベントすぐやれ」 福島原発と本店 生々しく
 東電が公開したテレビ会議の録画には、事故への対応で一喜一憂を繰り返しながら格闘する現場の様子が記録されている。
 「炉圧(原子炉圧力)はちゃんと注水できるまで落ちるんだっけ。賭けだな、もう、賭け」。昨年3月13日午前の記録で、吉田所長がうめいた。3号機の冷却装置が停止し、炉心溶融の危機に直面していた。前日に爆発した1号機と同様、建屋に水素がたまっていく。本店の小森明生常務が漏らした。「すごいやばい状況」
 同日夜、圧力はいったん下がったが、14日朝に再上昇。吉田所長が言った。「急激だな。これほんと、要注意なんだよ。6時から6時20分の間に50キロ上がってるでしょ。7時前に設計圧力を超えちゃうよ。水位がダウンスケール(燃料棒が露出)しちゃったじゃん。うえ!小森さん!」
 午前11時1分、建屋が爆発。続いて2号機が危機に陥る。建屋の水素を外に出す手だてが見つからない中、建屋上部のパネルが1号機の爆発の影響で開いているという情報が入る。「おぉ、ラッキー」。本店社員が思わず弾んだ声を上げた。
 しかし2号機は注水や減圧ができず、事故発生以来、最も厳しい局面を迎える。格納容器が破裂すれば、建屋の爆発にとどまった1、3号機とは比べものにならないほど大量の放射性物質が放出される。
 午後9時過ぎ、突如、第一原発から大きな歓声と拍手が湧き上がった。「誰かのお誕生日ですか」。本店社員のとぼけた質問に、現場から「今、ようやく水位が出てきました!」と注水成功が伝えられた。「やったぁ」「おめでとう」。本店社員も喜んだ。
 だが、それもつかの間、放射線量が上昇する。「21時37分に正門で測定。3・2ミリ・シーベルト」。吉田所長は思わず、「ちょっと待ってくれ。ミリシーベルトなの?」と単位を問いただす。「それ大変だよ」。重苦しい空気に包まれた。
 午後11時頃、再び圧力が上昇。本店の顧問が「おい吉田、ベントできるんだったらすぐやれ」「格納容器ぶっ壊したらまずいからさぁ、早く弁を開けてくれよぉ」と迫る。吉田所長は「はい、はい、指示してます」と答えた。
 ◆早朝の計画停電 官邸要請で中止 昨年3月14日
 東電が昨年3月14日に初めて行った計画停電で、早朝からの実施を見送るよう官邸から強く要請され、午前の実施見送りを決めたことが、公開されたテレビ会議の記録でわかった。
 東電は14日朝から、東京23区の一部や横浜市磯子区などで計画停電を行うと前日夜に発表した。ところが14日未明のテレビ会議で、藤本孝副社長が、枝野官房長官、福山哲郎官房副長官、蓮舫行政刷新相(節電啓発担当)の3人から早朝の実施を見送るよう強く求められたことを明らかにし、「『人工呼吸器や人工心肺を家庭で使っている人をお前は殺すことになる。それを承知でやるなら、殺人罪をお前に対して問う』と言われた」と述べている。
 写真=東京電力本店(上段中央)や福島第一原発内の対策室(同右)などをつないで行われたテレビ会議。本店対策室では菅首相(当時)が東電職員を前に、熱弁をふるっている(昨年3月15日午前5時半過ぎの映像)=東電提供のビデオから
読売新聞社
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当ブログ
1. 東電社員達だけが飲んだ ヨウ素剤 証拠写真見つけた。http://lituum.exblog.jp/17909501
2. やっぱり、東電の幹部がオフサイトセンターにいた。「東電社員達だけが飲んだ ヨウ素剤 http://lituum.exblog.jp/18863104/
3. 福島第一原発は今も、終息していない。http://lituum.exblog.jp/18970441/
4. 福島の生活 取り戻す。放射能は浴びせられ損なのだ。http://lituum.exblog.jp/19064207/
5. 石をうがつ 高木仁三郎 http://lituum.exblog.jp/19040868/
6. 東電の罪を問う http://lituum.exblog.jp/18898290/
7. 原発はもう無理 GEの発言 原文も http://lituum.exblog.jp/18757169/
8. 2022までに脱原発 ドイツの決断 現地からのレポートhttp://lituum.exblog.jp/18025076/
9. 脱原発への確かな証拠 1 http://lituum.exblog.jp/17514589/
10. 示唆に富む「福島原発事故」@aquamasa さんのこと。http://lituum.exblog.jp/17545256/
11. 福1原発はベントになぜ失敗したか 1  ラプチャーデスク
http://lituum.exblog.jp/19230645/
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【瀬戸の風の特選動画 】
1原発当時の混乱した様子
http://youtu.be/cOGFwycK0fo

  by setonokaze | 2012-10-18 23:57 | 原発

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