豊島ゼミ 3 瀬戸内海の美しい豊島になにが起きたのか。。
豊島産廃問題。
美しい瀬戸内海の豊島に起った産廃問題。
高度成長期の負の遺産。
暗い影を今なお落とす。
産廃業者が
悪質で、行政が怠慢どころか、業者に加担。
その結果の大きなツケ。
大津市での水洗浄処理受け入れ拒否。
完全解決がいまだに見えない。
豊島産廃問題は
全国どこでも起り得る問題。
第二の豊島を起こさない為にも、
現地で、肌で感じて学習しておくことは
大切だ。
こんな
豊島問題に正面から取り組む「豊島ゼミ」。
栗生(くりゅう)みどり さんのユニークな企画。
私は三回目の豊島ゼミの参加(初回は船が欠航)だが、
毎回新しい発見がある。
ゼミの詳細です。(マロンの冒険からの転載です。)
実施日:2012年9月23日(日)
集合場所:10時 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時7分発の高速艇が便利です。
宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、
交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
参加費:3000円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、
1000円は昼食代として)
スケジュール:
10時 砂川さんと桟橋で会う 現場へ出発(車)
12時すぎ 砂川さんの話終了
12時半~13時半 ランチ&振り返り会
豊島フエリーで高松港から。
小型ながらスピードがでます。
途中、直島によります。正面が三菱マテリアルの大きな煙突。今日も、うっすら白い水蒸気?が出ていました。溶融炉があります。山は排ガスの影響で禿げました。銅の製錬をしていた頃の影響だと。ひどかった。今は、豊島産廃は専用炉で、他にスラッチ等を別の炉で処理していると言う。アートな直島に似合わない異様な高さの三菱マテリアルの煙突、何を意味するのか。高さを稼ぐのは降下濃度を下げるため。。
豊島が近くなりました。正面が産廃場です。海岸線が変わる程産廃を不法投棄していました。
左の赤い大きな建物が中間保管梱包施設。
豊島 家浦港です。すぐそこまで車が入れます。便利。
港の正面に面白い店。右正面の壁にはヤモリもいます。牛は豊島のシンボル?
お迎えの車、運転はなんと、案内役の砂川さん。御年八十うん才。お元気です。
直島の三菱マテリアルに運ぶ為の専用トラック群。
これが、大津で水処理されるはずだった汚染土。今はシートで覆われている。前回はバックにはいったままだった。これをどう処理するかが大問題。最初の合意は全て溶融処理する取りきめだったはず。(未確認)あやうい、水処理は受け入れ先がなかなか決まらない。溶融処理がベストなのだが。。なぜ、全量溶融処理出来ないのだろう?。
資料室の様子。説明役は砂川さん。当時のことが心に響きます。
はぎ取られたシュレッダーダスト、産廃。
公害調停申請人の方々。亡くなられた方に黒いリボンが。。
投棄されたドラム缶
黒い水。汚染した侵出水。
立ち上る黒い煙。上空を飛んだカラスが落ちたと言う。ひどいね。
ニッケル原料の回収作業とされた作業現場
1977年県庁デモ すごいね。
ボーリング資料 普通は円柱状なのだが、産廃そのもの。
木箱に収まっている。産廃が全て撤去されたら、これが生き証拠になる。後世に確かに引き継いでほしい。大切な証拠資料。間違っても、捨てないように。全て保存お願い致します。
侵出水 Made in Garmany SCOTT DURAN APPROX V の表示。ホウケイ酸ガラスの薬瓶 耐酸、アルカリ。DURAN は商標。普通の瓶ではない。それだけひどい汚染と言うこと。
全景 黒いのが産廃 盛り上げている。
一部に水が溜っている。雨水が新たな汚染水を生じている。汚染水は遮蔽壁(矢板)で止められ井戸で回収処理されている。
むき出しの岩のところまで産廃があったと言う。膨大な量だ。
大きな塊は選別。
ランチは うらら です。うらら の看板 昔の木製舵だ。なぜ うらら というか聞き漏らした。
豊島のおばちゃんの店 http://teshima-urara.com/
住民会議議長浜中幸三さんの奥様のお料理
メーンは取れ立ての渡り蟹一匹。 蟹の中で一番味が濃い。美味。はさみ,足の中までほじくりました。
ランチの後は片山邸に
県の天然記念物指定の蘇鉄 蘇鉄はなかなか大きくなりません。200〜300年?見事な蘇鉄です。
片山邸ではヒーナ HINA がオープンしていました。パスタも美味しそうでしたよ。冷酒、ワインも。
茶室(確認してません)木目をうまく模様に。木の丸みもうまく生かしています。
裏手の窓 開閉は竹の突張り棒。壁は編み上げた竹壁。粋なんです。
牛さんが鎮座。昔は農作業にはかかせない。家族同様だった。豊島は水豊かな島。稲作が出来、豊かな島。それで豊島(てしま)。
石灯籠かな。
今でもお供えをしています。
アフタヌーン バー HITAKI の看板見つけた。HITAKIは栗生みどりさんの原点かな。それで皆さんにご紹介。大的場(おおまとば)は高松のヨットハーバーがあるところ。(付け足しですが、小生のアイコンは大的場に戻るヨット、多分高商クルーのショット。うん十年前のスナイプ級アマチュアのノスタルジー)
注)個人の感想です。
1. 廃棄物対策豊島住民会議 http://www.teshima.ne.jp/
HPは更新が遅れていますが、現地での活動はしている。コンタクトはとれると思う。産廃現場、「心の資料館」の見学、案内も可能か。
2. 砂川三男 廃棄物対策豊島住民会議 元議長
現在も、豊島事件の伝承に熱意を燃やす。
3. 栗生(くりゅう)みどり 国内外からのお客様を香川に案内する。
マロンの冒険 http://kappadoujou.ashita-sanuki.jp/
マロンの潮風radio http://www.tokiwaradiostep.com/maron.html
当ブログ
3. 「豊島ゼミ 2−2」 香川の産廃問題 豊島汚染土 (受け入れもめた。)11
http://lituum.exblog.jp/18362058/
2. 「豊島ゼミ 2−1」香川の産廃問題 豊島汚染土 (受け入れもめた。) 10 http://lituum.exblog.jp/18361026/
1 「豊島ゼミ 1」香川の産廃問題 豊島汚染土 受け入れもめる。8
http://lituum.exblog.jp/18177543/
by setonokaze | 2012-09-24 23:58