福島第一原発は今も、終息していない。#原発いらない
一年半が経つのに、原子炉の終息は見えてこない。
冷温停止もどきを避難解除の理由にした。
民には、戻らないと不利益が生じかねないと言う。
酷な話である。
3〜40年はかかると言う廃炉。
いまだ正確に予想は出来ない。
人の近づけない炉での作業をどうするか。
技術の開発はこれからだと言う。
そればかりか、
原子炉の冷却は不安定な状況が続いている。
何しろ、仮設プラントでの冷却だ。
何がおこるかは分からない。
つい最近も空気系配管が漏れ、
テープで補修したと言う。
あやうい話だ。
それより
汚染水を、未だに阻止出来ていない。
一日に450トンもの汚染水が発生していると言う。
しかも
原子力建屋に地下水が流入していると言う。
と言うことは
頑丈であるはずの原子力建屋の基礎、地下壁に
ヒビが入っていると言うことだ。
絶対安全な容器、隔離壁なんて無理。
安全神話がこのざまだ。
これは津波のせいには出来ない。
建屋の西側に12本もの井戸を掘り
地下水位をさげると言うが、
今度は建屋が不等沈下するリスクが増加する。
基礎工事に手抜き工事がないことを祈るばかりだ。
なぜなら、ヒビが大きくなる恐れがあるからだ。
水位を下げすぎると逆に地下水汚染のリスクも高くなる。
何しろ、
汚染水の防止にかっては、布切れや新聞紙を投入した
東電だから、心配だ。
原子炉を囲む矢板、止水工事も話は出たが、
取りかかったという報道はない。
原子力施設から出る放射性物質は法により厳重に保管、
管理されなければならない。
ガレキの様に、8000ベクレル超えようが、10万ベクレル超えようが
埋めてしまうような、インチキは出来ない。
だから、
東電は、敷地内に大きなタンクを備えて貯めるしか方策はないのだ。
インチキのないように処分は充分監視しなければならない。
今でも
福島第一原発からは
毎時1千万ベクレルもの放射性セシュウムが放出されている。
注)個人の感想です。
・ ・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・・・
朝日新聞 2012.9.11
by setonokaze | 2012-09-11 21:58 | 東電原発事故