ガレキ広域処理(8000ベクレル)の落とし穴 5  #ガレキ

100ベクレルと8000ベクレルの危うさ。

岩手県と宮城県の災害廃棄物の安全性について 環境省広域処理情報サイト 
http://kouikishori.env.go.jp/howto/を考察する。

2.広域処理の対象
a.可燃物の場合は、放射性セシュウムの濃度が240〜480ベクレル/kg以下のものが広域処理の対象の目安となります。という。

この
「240〜480ベクレル/kg以下のもの」の記述が引っかかっていた。
普通、規制するなら、「◯◯ベクレル/kg以下のもの」とするはず。
おかしい。何故か。
{2012.4.19追加 「焼却炉の型式に応じて 240Bq/kg 以下又は 480Bq/kg 以下のものとしています。」という環境省の記述見つけた。小さい><見落としていた。訂正します。http://www.env.go.jp/jishin/attach/waste_100-8000.pdf }


空間線量率との関係
環境省はなぜ、ガイガー(シンチ)をガレキに向けて、1m高さで計り
OK,安全だなどのパホーマンスをしていたのか。
その訳が、多少分かった。
換算表があるのだろうと、考えたが、まだ換算表には行き着いていない。
環境省の指針の中に空間線量率との関係 を見つけた。

(1)空間線量率が比較的低い場合
0.2μSv/h程度の仮置き場では、災害廃棄物の放射性セシュウム濃度は概ね800Bq/kg以下であった。とある。
この概ね800Bq/kgのガレキを焼却しても、最大で10倍程度と考えられるので、
焼却灰は8000Bq/kgとなる可能性が高いとしている。
さらにまぜて、混焼した場合はさらに濃度が低くなる可能性があるという。

すなわち、
余裕をもって、8000Bq/kgになるので、
空間線量率0.2μSv/h以下のガレキなら安全安心なガレキと言う訳だ。
(バックグランドは引いた値だと思うが、その確認は記述からはとれない。)

空間線量率について
何かおかしくないか。ガレキの規制値はBq/kgとしときながら、
空間線量率μSv/hで規制すると言う。
そこには、濃縮係数をかましている。
濃縮係数の値次第でなんとでもなる。
だから、実際の焼却で高濃度の焼却灰がでている。

規制するならガレキは食品がそうである様に、Bq/kgで統一すべきだ。

事故後、いち早くアマチュアが、
空間線量計で食品に異常がでているとツイートした時には、
ずいぶんと、空間線量計では分からない。
と自称学者さんが突っ込みを入れていた。
校庭の汚染の時も、同じく、
線量計(ガイガー、シンチ)を地表に近づけてはかるのはおかしいなどの指摘が多くあった。
だから、Bq/kgで今は規制されている。なのに、ガレキの受け入れはμSv/hだ。
だから、曖昧なのだ。
お上はいつも正しい、とのお考えの様だ。

もう一つ、おかしいこと
濃度規制だから、混ぜて薄めれば必ず8000ベクレル以下になると言うのだ。
混ぜてごまかすのは違法としていないからだ。いくらでもごまかせる。
言い換えれば、環境省は混ぜて焼却すれば、
8000ベクレルを超えることはないと、あからさまに、指導しているのだ。
8000ベクレルありきで、逆算した
不安全不安心のガレキの全国拡散と思うのは私だけだろうか。

こんな考えで安心安全なガレキと言いつつ、
放射性物質を全国に拡散しようとしているのは、
世界初の愚挙。やめたほうがいい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福島県内の災害廃棄物の処理の方針  平成23年6月23日  環境省  http://www.env.go.jp/jishin/attach/fukushima_hoshin110623.pdf

(参考2) 空間線量率との関係              (8頁)
空間線量率と災害廃棄物の放射性セシウム濃度の関係について、既存の調
査結果から、次のように考えられる。
(1)空間線量率が比較的低い場合            
仮置場の災害廃棄物から1m地点での空間線量率が低い場合は、災害廃棄 物の放射性セシウム濃度が比較的低く、ばらつきも小さい。例えば、空間線 量率が 0.2μSv/h 程度の仮置場では、災害廃棄物の放射性セシウム濃度は概 ね 800Bq/kg 以下であった。
災害廃棄物だけを焼却した場合、主灰の放射性セシウム濃度は災害廃棄物 のそれと比較して最大でも 10 倍程度と考えられるので、主灰の平均的な放射 性セシウム濃度は 8,000Bq/kg 以下となる可能性が高い。生活系の廃棄物など と混焼した場合は、さらに濃度が低くなる可能性がある。
(2)空間線量率が比較的高い場合
仮置場の災害廃棄物から1m地点での空間線量率が比較的高い場合は、災 害廃棄物の放射性セシウム濃度のばらつきが大きい。例えば、1m 地点での 空間線量率が 0.8μSv/h 程度であるときに災害廃棄物の放射性セシウム濃度 の平均的な値は 3,000Bq/kg 程度と推定されるが、6,000Bq/kg 程度にまでば らついている。
このため、焼却した場合の主灰の放射性セシウム濃度のばらつきも大きい ことが予想される。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

参考 当ブログ
10. ガレキ広域処理(8000ベクレル)の落とし穴 4 2012.3.30 
9. 坂出市に続いて高松市もガレキ受け入れ困難 香川 2012.3.29
8.ガレキ広域処理の落とし穴3 2012.3.28
7.ガレキ広域処理の落とし穴2  2012.3.21
6. ガレキ広域処理の落とし穴1 2012.3.18
5.ガレキ問題 四国の状況 2012.3.14
4.ガレキの広域処理   2012.3.12
3.「瓦礫」のトリック  2012.3.7
2.全国での「安易な瓦礫受け入れ」をやめさせる「効果的な」方法 1 2012.3.6
1.全国での「安易な瓦礫受け入れ」をやめさせる「効果的な」方法 2  2012.3.6

  by setonokaze | 2012-04-02 23:08 | ガレキの広域処理

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