東京湾のセシュウム 1
東京湾の海底の泥にセシュウムが沈降している。
そのセシュウムを海底の生物が20センチ位深い所まで運んでいると言うのだ。
海水への移行から言えば、いいことだと。
水処理で言えば、
東京湾は巨大な汚泥沈降槽。
つながる荒川等の河川は収集水路だ。
上流域がセシュウムキャッチャーだろう。
困った事に
東京湾という巨大汚泥沈降槽の底に溜ったセシュウム汚泥を取り出す事は
事実上無理。
沈降するセシュウムは
1〜2年後がピークだと言う。
自然消滅を期待するしかない。
まだ、微量だと言うが油断は出来ない。
セシュウムの濃縮はどこでも起る。
汚染水が集まればどこでも。
雨樋、排水溝、池、湖、河口、湾、
浄水場、ゴミ処理焼却場、汚水処理場は優れた濃縮収集機。
困ったものだ。
大阪湾でもセシュウム確認したとのツイートが出ていた。
濃縮場所には要注意。東京湾に限った事ではないからだ。
引用
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朝日新聞2012年2月8日
by setonokaze | 2012-02-09 07:26