がれきの広域処理

問題なのはがれきが放射能を帯びている事。
すなわち低レベル放射線廃棄物処理 が必要。国は六ヶ所村で、厳重に管理、保管することを定めている。にもかかわらず、一般がれきとして扱かわせようとしている。原発等施設由来のものは法規制があるが、原発施設外の放射性廃棄物は適用外と言うのだ。

放射性廃棄物として扱う必要のない廃棄物は、自然界に存在するものと同じ程度で十分低い値(クリアランスレベル)として法で定められている。これは一般廃棄物として、処理出来る。目安0.01ミリシーベルト/年である。放射能量が多い焼却灰は管理型処分場に埋め立てられる。とある。これを拡大解釈して、がれきの広域処理を進めようとしている。/放射線障害防止法に規定するクリアランスレベルについて

がれきの処理は放射線廃棄物の処理工場そのものだから、運営、管理、は六ヶ所村と同レベルが必要だが、各地の自治体処分場はそもそも対応していない設備。運転を誤れば、地域の汚染は避けられない高レベル汚染が予想されるフイルターの管理にしても、同様。素人同然の職員では所詮無理。(防護服、防護マスク、被曝管理が必要)

既存の設備を使うのは手っ取り早く、経費もすくなくてすむからだ。しかし先行する東京都では、瓦礫処理が利権になってしまった。表では自治体が処理するが、業者の関与が利権になる。
放射能公害を防止しようとするなら、封じ込めが基本。封じ込めに失敗すると全国に拡散する。がれきの広域処理はまさに拡散のはじまり。
分散処理は放射性廃棄物処理施設を全国に作ることに他ならない。あらたな放射能汚染の危険を背負うことになる。分散する程汚染リスクは増大する。この二次放射能汚染を防止するには六ヶ所村処理場と同じレベルの管理をが必要。そんなこと地方自治体で出来る訳がないし、出来ると言われても危険きわまりない。

福島に高性能のがれき処理施設を作るしかない。それまでは一時保管しかない。動かしてはだめだ。数年で処理出来る程、放射性廃棄物は簡単な物ではない。
原発を誘致する事がどれだけリスキーなことか。原発マネーで潤うのは事故のない時だけ。
事故れば負のリスクはいやと言うのは通用しない。全てに責任を負うと言うこと。
このことが原発抑止力になる。

福一を核の墓場をするしかない。リェルノブイリがそうであるように。最終処分場は福島県外になどというが、福島が引き受けない物を他県が引き受けるなど政治家のリップサービスにすぎないし、甘い考えはもたないほうがいい。原発は一度事故れば、後仕舞がとてつもない事になるのは、自明で、事故発生場所に封じ込めるしかない。

福一の廃炉、事故処理は20年とも、30年とも言われている。同じくがれきの処理も年数をかけて処理すべき。放射能はすぐに朽ちない。目の前のがれきの山をたちまち処理したいのだろうけど、簡単に処理出来る物ではない。

  by setonokaze | 2011-11-24 07:12

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